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嘘も方便


インスタントラーメンの「おいしい召し上がり方」に嘘がある、との指摘。確かに、正確ではない表現だけれども、現実的には嘘ではないと思います。

袋麺

世の中の人たちは、それほどパッパと物事を片づけているようには思えません。ともなれば、

550cc(カップ3杯弱)の水を沸騰させると約500ccのお湯になります。

これはまったくの嘘というわけではなく、現実的な本当ということになるような気がします。火にかけた鍋のことなんて忘れてみたり、もたもたTVを眺めたりしているうちに、あっという間に50ccなんて少なくなってしまいます。わたしは、仕事しているうちに1リットルも蒸発させたこともあります……とほほ。

というわけで、

11リットルの水は沸騰すると10リットルになるんですか?

と、疑問を投げかけておられますが、11リットルの水をわかしているうちに10.95リットルくらいに減ってしまう可能性はかなり大きいと思われます。たぶん、こういうことです。550ccの水をわかしていると500ccになる、というのがなんかオカシイ、と気づく人は500ccの水を沸かしてさっさと調理をすればよいのでしょう。

でも、550ccの水を沸かしているうちに500ccになっちゃうようなのろい人は、こんな表示があることすら気づかないと思います。


Posted in 難しい日本語
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