群馬県の中之条あたりで4時間ほど時間をつぶさなくてはならなくなった日のこと。時間をつぶすのに適した場所がない半端なイナカの中心地で、温泉好きニッポン人ならば「ぢゃあ、温泉に行ってこよう!!」となるのだろう。しかし、風呂嫌いな両親に育てられると、ヒトリ寿司とかヒトリ鍋とかヒトリ牛丼とかヒトリ餃子とかに抵抗がある人があるように、ヒトリ温泉には抵抗がある。
取り敢えず、ガソリンが無駄に燃えるが、移動しながらいろいろ見てみることにした。
中之条から四万温泉は、30分もかからない。四万温泉街の上に、四万川ダムがあるので、見物しに行ってみると、そこには堂々とした重量式コンクリートのダムがそびえ、ダムにせき止められてできたなぜだかとてもキレイな奥四万湖があった。へぇ。
まだまだ暇なのでご飯でも食べようかと、バイパスではなく四万温泉街を通り抜けて下ってみる。「あ、ここは」などと思っているうちに、温泉街終了。小さな温泉街だ。
全然時間をつぶせていないので、暮坂峠に向かってみる。途中、沢渡温泉街も通ってみたのだが、その温泉街も一呼吸のうちに通り過ぎてしまう。こんな状態なのだ、川原湯温泉なんてダムに沈めてしまえ、という気分も理解できなくはない。
(やっと本題です。)四万温泉に上がる道からはずれて、日本ロマンチック街道県道55号に入っていくと、すぐに怪しげな看板発見。
たぶん、日本一!? これを怪しげと呼ばなくして何なんだ。暇だし通り道と思われるので、行ってみよう!! と思っても、実は本当に7Kmくらいあって、そこから脇道のスゴい坂道を数百メートル上ると……本当にあったのだ。たぶん日本一の西洋あさがお園。
あんたねー、そういう品種だからって、10月も終わろうとしている天気のいい土曜日に、こんなにいっぱい咲くことないぢゃないですかっ!! 霜がおりなければ、11月もまだ見られるそうなので、興味がある人は急いで行ってみるといい。コスモスは資金不足で今年はちょっとしか無いとのことですが、それでも、こんな風景ですからっ!!
信じられないような風景ですが、こすもすとひまわりと大岩。コスモスは、まぁ秋桜です。ひまわりは2mを超す高さ。大岩のサイズは知りません。驚きすぎて、写真をいっぱい撮った。どんな季節にどんな花を見せてくれるのか、大岩フラワーガーデンのウェブサイト http://www12.wind.ne.jp/ohiwafg/ を見てみてください。群馬県民でもあまり行ったことある人はいないものと思われます。中之条町民ですら、存在を知っている人は少ないものと思われます。
【注意】大岩フラワーガーデンのウェブサイトは引っ越したようです→http://www.ohiwafg.com/ (それも終了したようです)
地図で見るとこんなところです。すごいね、こりゃ。