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死にゆく地方鉄道に、朗報となるか


暗いニュースを思い描いていたのだが、世の中そんなに呆けているわけでもなさそうだということがわかってきた。なんと、JR北海道が、鉄陸両用車をマジで開発しているというのだ。

開発中のDMV

どういう発想だったのかよくわからないけれども、鉄道営業会社は、保線のために線路も走れる軌陸車トラックを所有していたりすることがある。道路運行上必要のない鉄路用車輪を格納しているのでバカらしいほど重く、ちょっと前に車検をごまかしていたというアレだ。もうニッポン人なら忘れていると思いますが。ライブドアとか総研とかがフル活躍していた時期だから、ニュースとしても扱いが小さかったのですが。それを、バスに応用したのではないかと推察されます。

静岡の岳南鉄道がデモ走行をしたことで最近は知名度急上昇、ということのようだけれども、なんだかいろいろな使い道が見えてきて、ちょっと楽しくなる。とにかく、既存の鉄路を使用でき、延伸する体力が無くても道路と連絡させることでその先へ進んで行くことができる。利用者激減のローカル線用にはもってこいだ。

そんなことでうっかり利用者が激増してしまったら、また正常な鉄道事業を始めればいいのだ。

でも、現在JR北海道が開発中の車両は、駆動はフツーのゴムタイヤを鉄路に密着させるタイプのようなので、夏期の熱せられたレイルはゴムタイヤを必要以上に傷めないの? とか、疑問が無いこともない。

それと、敢えて言うならば、造形的に難アリって感じがしますけど!? プロトタイプなので仕方ないとは思いますが、せっかく「サラマンダー」なんて名前まで付けちゃったのだから、サンショウウオっぽい造形でもいいし、もっとカッコいいやつがいいと思います。

モトがマイクロバスなので、乗車定員が極端に少ないというのも気になりますね。まぁ、JR北海道のローカル線なんて、ホントこんなくらいでよいのでしょうが、岳南鉄道くらいになると、もう少し大きめの大型バスくらいのボリュームが欲しくなるのではないかと想像します。

【関連リンク】

【参考リンク】ホビダス


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