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虹は7色でいいのかな RAINBOW IN YOUR HAND


本の使い方RAINBOW IN YOUR HAND(君の片手の中に虹)というフリップブックが、今月中旬に発売になる。フリップブックって、まぁパラパラマンガのようにぺらぺらの連続してめくることで楽しむ本だろう。本と言うよりも、綴じてあるという感じか。ちなみに、発行元はたぶんユトレヒト。ちょいとおかしな本を取り扱っている本屋さん(?)。

写真をよーく見てみると、、、これって色のブロックになってないか? ってゆうか、なってる。虹は本当に7色でいいのだろうか。これぢゃ、まん中にキイロのラインが強く入っていて、少々見苦しい。

発想はとーっても面白い。みんなに教えてあげたい。でも、これが完全に7色のブロックで表現されているというところが気に入らない。本当の虹はグラデイション(連続した階調変化)になっているが、ニッポン人的感覚……というかジョーシキでは7色だ。でも、見る地域性やお国柄によって、色の数の判定はかなりまちまちなのだ。

たとえば円環伝承によれば、仏蘭西や独逸では5色、ロシアに行くと4色になっちゃうのだ。何も、正確さを求めて発言しているわけではないのだけれども、どうせならもっとビミョーにグラデーションで表現し、色の数は見る人にまかせる、、、といったモノを作ってもらいたかった。

この本の著者川村真司は、広告のディレクターだということ。広告は基本的に、相手に選ぶすきを与えないようにすることが現代流だが、その病気に深く冒されているものと思われます。早くビョーキを直して、健全な発想を取り戻してもらいたいモノです。

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