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爪切り「SUWADA CLASSIC L」


爪切り(ネイルニッパー)は切れる方がいいと思っているのです。でも、なかなかお気に入りの爪切りに巡り会いません。そもそも、爪切りを探すためにわざわざ時間を割いたりしないわけです。お気に入りの耳かきとか、お気に入りの爪切りとか、ホント一期一会なんぢゃなかろうか、そう感じていました。

たまたま「諏訪田製作所のつめきりは、すごいらしい」という天の声が聞こえてきて、ネットで調べてみました。キレイなウェブサイトで、広告にも気を使っているようですが、その品物が職人の魂みたいな感じで、こりゃ職人のオッサンが死に絶えてしまう前に入手しておかなければならないな、と思いました。

本社を含め、有名な通販は軒並み品切れ状態ということのようでしたので、ちょっとマイナーめな感じの通販を利用しました。注文日の翌日には発送、さらにその翌日にはエクスパック500で到着しました。隣の県から発送されたようです。

爪切りケース

包みを解くと、なにやら麗々しいステンレスのボックスが。そう言えばケースに入ってくるようなことがどこかに書いてあった。ケースに入れなければならない程のモノなのか、とも思っていたのだけれども、付いてくるケースを見ずに断るのもナンセンスかな、くらいに思っていました。

たしかに、輸送には必要そうですけどね。

さて、いよいよ爪切り本体のご登場ですっ!!

爪切りinケース

ただゴロリと入っているだけではなく、ちゃんと型抜きクッション材に囲まれ、説明書も同梱されていました。

爪切り自体は、鈍く光るステンレス炭素鋼製。12cmの躯体は、ニッポンの一般的な大人の手になじむサイズのようです。このほか、Sサイズとして10cmという選択肢もあったのですが、12cmでよかったな。実際に手に取って見られないのが通販の弱点。10cmバージョンも手に取ってみたら、どちらにしようかかなり悩んだかもしれませんが、悩む要因を与えられないが無いのが通販の長所?

実際に、爪を切ってみた。

爪を切っています

パチパチ切る感じではなく、どちらかというとサクサク切っている感じ。これは、よく切れるから押し切る感じではないということかもしれない。大きさが手になじむ上に、バネが内蔵されているので、何とも切りやすい。そして、予想できない方角に切りカスが飛んでいかないというところもたいへん気に入った。

要するに、良く切れるっつーことなんぢゃないかと思われます。ただし、先端が超鋭利に磨いてあるので、コドモや不器用なヒトは取扱にかなり注意が必要です。でも、その尖り具合も、ツメの端のちょっと巻いた部分の手入れにいいんだな。初めはちょっと怖いけど。

こりゃ、仰々しくケースに入れてくるワケです。ホント、良く切れる。キモチイイです。

そのうち、早く足のツメも切りたいです。

爪の切り口も、全然ザリザリしません。切って何日か経ったような自然な感じです。さすがにヤスリかけないとシルクは引っかかると思いますけれども、手で触った感じでは、「今、切りたて」の感じが全然ありません。

こんないい道具が存在するなら、都会で流行「耳かき店」に並んで「爪切り店」とかできちゃうかもしれません……とか、阿呆な妄想をしてみましたが、そんなのよりもネイルアートショップなんかでいいんですね。しかも、そういうプロのヒトたちは、このようによく切れる爪切りをすでにご使用のことでしょう。そりゃそーだ。

諏訪田製作所

  • 新潟県三条市大字高安寺1332番地
  • 0256-45-6111

ちなみに、本当にユニークな会社で、足用爪切りとかペット用爪切りもあるそうです。また、肌に傷を付けないよう丸く加工した赤ちゃん用もあるそうです(もちろん、大人の爪もちゃんと切れるそうです)。ステンレス箱ではなく、皮ケースもあるようですが、他に、盆栽用の刃物や、ピンセットなんかを製造する会社です。

もう、一生爪切りを購入する必要がないかもしれません。


Posted in mono
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すごいですねえ。「その人がいなくなったらこの世からなくなってしまう貴重なもの」が結構たくさんあってそういうモノで構成された世界ははかないけれど本物って気がします。自分の触覚に触れたそういうものはしっかりゲットしておかないとねえ。

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