本年は閏年のため、2月が29日まであります。今まで何人の方々と知り合ったかわかりませんが、まだ2月29日生まれのヒトとそのことについて盛り上がった経験がありません。そんな4年に1度だけ存在する特別な日に、無駄な努力をしてみました。
「詰替用袋」ごとすっぽり詰め替えるポンプボトルに感激したので、真似してみることにしました。「そんなもの、買ってきた方が早いし安い」わかってます。オーライ、オーライ。それが現代ニッポンの生活様式というものです。でも、あるものを再利用したっていいぢゃないですか。ペットボトルをリサイクルするために、ペットボトルをじゃんじゃん消費しているヒトたちから見れば、よっぽどのバカに見えるんだろうなー──……
いつもなら、ボトルがカラになったらそこにシャンプー液をどばどば注入するところですが、このボトルを劇的に変化させます。シャンプーを袋ごと詰め替えるのです。
しかし、市販品のようにボトルの肩から上下2つのパーツに分離させてしまうと、ポンプしたときに上下が肩から滑ってしまうのではないか、という心配があります。市販品のように、何かでパチンと留められたらそれでもいいと思いますが、わざわざ留め具を作ったり購入したりするのも何となく阿呆くさくて。本体中央部で上下に分離するのも、だいたい似たり。
だったら、底をくり抜くか……とも思いました。強度が保たれるので、ポンプしたときに水平方向にずれて行く心配がありません。でも、ちょっと持ち上げるとボトルと袋が分離しちゃいます。それで、袋がドテっと転倒したりしたらケチケチしてる意味ないじゃん!!
だったら、ボディをくり抜いて、側面から詰替用袋を入れ込むってのはどうだ? ということで、カッターナイフでボトルのボディをくり抜いてみました。それだけで、作業は終了する見込だったんです。
(+。+) あちゃー。
ボトルと袋を並べて見比べてみた時から気づいてましたけれども……サイズがギリギリすぎる。乳液状のシャンプー液がほぼピッタリ入るようにデザインされているわけなので、袋の余裕の分が余分だ。余分があっても、それなりにスッポリ入ると思ったんだけどなぁ。
というわけで、ボトルの逆サイドも切ってみる。
……切ない。なんだかみすぼらしい。自分がケチであることは結構気に入っているわけだけれども、このボトルにはエレガントさが欠けている。吝嗇家にエレガンティズムが必要かどうかは別のモンダイです!! こんなシャンプーボトルでは、もともと風呂嫌いなのにもっと風呂が嫌いになっちゃいます。
ところでこの20世紀の遺物ボトル。もう8年だか9年も使い続けているわけなので、内部がカスだらけです。これを洗えないのもモンダイだと思っていましたので、洗ってみましょう。この小汚さが貧乏くささの元凶なんぢゃね? 貧乏くさい上に、実は意外に不潔だったりしたかもしれませんので、洗浄。
一晩水で満たしていてもキレイにならなかったので、ボディを切り取ったついでにぬるま湯でごしごし洗ってみます──でもキレイになる様子がありません。むしろ、汚れがのばされている感じがします!! それ、余計に汚してるってことぢゃないですか!!
石鹸も油の一種。ならば、油汚れなら食器から印刷インキまでよく落ちる、台所用洗剤をつけて、もう少しこすってみると……とてもキレイになりました。あー、こんなに透明感あるボトルだったのかー。忘れてました。これなら、多少はいいんじゃないかなー。
というわけで、完成でーす \(^O^)/
問題点? ありますとも。セットしづらい。高さが足りないうえに、真下からセットできないので、
- 適当な高さでアタマを折り
- 半端な位置にあらかじめ孔をあけておき
- 孔からシャンプー液が噴射しないようにボトルの側面からセットし
- 袋が潰れないように上からポンプのチューブを突き刺す
という作業工程になるわけです。「あー、ここでシャンプー液が噴出したらオシマイだな」って、何度思ったことか。もちろん、この作業はそうしょっちゅう行われるわけではないので、シャンプーを400ml消費したことに対する儀式だと思えば、何ということは──ないだろう?
【追記】3/10……コネタ道場にて、工作記事と言われ、びっくりする。なるほどー、自分ではそういう意図は無かったので、見方はヒトそれぞれなんだということを再認識する。
急に思い出しましたが、ハウスマヌカンって昔流行しましたね。いま、当時のハウスマヌカンたちは何をしているコトやら。
【追記】袋交換しました 2008.06
ようやくシャンプーを使い終えて、交換となりました。中身が見えないのでどうかと思っておりましたが、まず、ポンプが吸わなくなります。なので、ポンプを引き抜いて袋の口を開け、袋に直接手を突っ込んだりして使うようになります。短髪なので4回分程度はありました。
そうやって使っている間も、袋の底の方へシャンプーがたまってゆき、最後は湯を入れてしゃばしゃばして使い切りという感じです。
新しい袋を装着するのもそれほど苦ではなく、今までと同じような位置に鋏で切り込みを入れてポンプを差し込むだけ、という感じでした。
決して失敗品ではなかったということがわかりましたが、シャンプー一袋を3ヶ月半かけて使っていたということを初めて知りました。
【追記】2010.07
世の中には、いろいろな無駄努力家がいるようです。
はじめまして、です。
『夜霧のハウスマヌカン』って歌がありましたね。
「♪また、毛が、生えてくる~ぅ♪」ってね。