コーヒー販売店にてカタログとか見てみましたが、コレといった決定打を見出せぬままおりました。「こんなの、どう?」と奨められた機種などを中心に、機会あるごとにネットで探してみたりもしました。そしてじわりじわりと興味が沸いてきましたのが、メリタMelitta パーフェクトタッチII CG-4B。
何がどうパーフェクトゥなのかよくわかりませんが、家庭用でこの価格帯でエスプレッソ用極細挽きができるとなると、ちょっとよくなくなくない? 定価10,500円。ちょうど悩みたい価格です。これ以上なら諦めちゃうし、これ以下ならすぐに買い、とか。
そしたら、わんさとあるんですよ。割引店が。そして、
- エスプレッソマシンと同時に注文できて
- かつ、ミルは半額以下で販売している
という通信販売を発見し、購入に至りましたのです。半額以下ならば、こりゃ買うでしょう。悩むくらいなら。
というわけで、買っちゃいました!!
左側の素っ気ない箱はエスプレッソマシンで、右側の無用にカラフルなのがコーヒーミルです。こんな箱、すぐに棄てちゃわないか。Macの箱がカラー印刷だっつって批判されることがたまにあるようですが、工業製品って意外に不要な感じのカラー印刷された箱だったりすることがままあるようです。
さて、と。開梱しますよ。早速。
開封の儀
保証書と一体化している説明書が同梱。あれー、掃除道具は付いてこないんだったっけ。しくじった。
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卵と鶏とどっちが先だかわからなくなっちゃっていますが、たしか、初めはミルが欲しかったんだったと思います。でも、エスプレッソマシンが欲しくなったので、エスプレッソ用の極細挽きができるミルが欲しくなって来たんだったよな。うむ。
もともとブレードがぐるぐる回転する方式のミルではなくて、臼歯式のミルが欲しかったのです。なので、その点はどっちにしても譲れないのです。
小さいけれども、こんな臼になっていました。
使ってみよう
では、早速ですが挽いてみますか。コーヒーを。まずは、上部ホッパーに豆を入れなくてはなりません。たまたま使用したのは、コーヒー輸入販売大手ブランドの豆です。どこかのレストランの開店記念で、食事をしたヒトに配ってたやつですが、フツーの家庭にはコーヒーミルはそれほど普及してねーでしょっ!! というわけで、保存しておりました。
電源コードを100Vにつないで、粗さ調節目盛を【1】、杯数目盛ダイヤルを【2】にセットして、まん中の押しボタンでスヰッチON!!
杯数【2】で2杯分ということのようですが、取り敢えず約10秒間で自動停止しました。2杯分ってこんなもんなのか……。まぁ、コーヒーカップ2杯分なら、こんなもん? うちはマグカップで飲むので、もっと必要な感じ。
それでは、このメリタパーフェクトタッチIIの購入を決意させる決定的な機能、極細挽きもやってみましょう!! 粗さは【4】を超えたいっぱいまでダイヤルを廻し、杯数はまた【2】で。
少なっ!! やはり、細かく挽くと時間がかかるようで、同じ時間だとこんなにちょっぴりしか挽けませんでした。なるほどねー。ここいらは、経験値を上げていかないといけないわけですね。
ちなみに、多くのレビューで言われているように、細かい粉がミルの出口にくっつきます。
とくに、粗挽きならばいわゆる微粉が付くくらいのことなのかもしれませんが、極細挽きをするために購入したわけです。極細挽きした後、かなり積もっている感じがします。これは、なるべく早く払ってしまわないと、空気中の湿気を吸って掃除しづらくなるかもしれません。
しくじった。どうする? これ。ミニ掃除機とかあったらいいのかな。
世間では、この点を非常に気にするヒトが多いようです。「だから、ダメなんぢゃないか」と。しかし、それを気にするヒトは、静電気が起きやすい樹脂ではなく、もっと重厚で高額な金属製の高級機を選択すべきでしょう。1万円程度の価格でこの性能なら、この汚れ方くらいは仕様のうちではないかと思います。あるいは、気合いを入れて樹脂のカバー類をセルフカスタマイズしちゃうとか。
挽いたコーヒーがこちら
そんな手入れのコトも心配ですが、挽き具合も見てみることにします。
見れば解ると思いますが、左側が粗挽き(目盛【1】)、右側が極細挽き(目盛【4】超)。「エスプレッソ用の極細挽きができる」ということで購入しましたが、本当はどうなわけ? と、ちょっと不安に感じている部分もありました。でも、このくらい挽けていれば、家庭で楽しむ分には何も問題が無さそうです。
このくらい挽き方にバリエーションがあれば、挽いてもらわず豆で購入し、中挽きくらいでペイパードリップしてもいいですし、極細挽きでエスプレッソにしてもいいですし、その時の気分でコントロールできるのは楽しいかもしれません。……いや、その分、面倒が伴うのは承知の上ですとも。
いろいろな家庭用コーヒーミルで挽いてみて分析しているヒトがおられますが、それによると、
直火式の器具や蒸気式のマシンでは何とか使えるでしょうが、ポンプ式のマシンで使うにはかなりの工夫が必要なようです。
とまとめられています。へぇー。専門家が見るとそのようなことのようです。
そういえば、エスプレッソメイカーが水洗いできないことでお悩みのニッポン人がおられることを紹介しましたが、ミルって水洗いできませんな。ミルも洗剤でごしごし洗っちゃうヒトとかいるんだろうか。