かまぼこって、そこらへんのスーパーマーケットで買えば、だいたい150円くらいのものですが、年末になると安くても398円、フツーに1000円くらいしちゃうぢゃないですか!! それってどうなわけよ? と、毎年思っています。
夏になるとかき氷を食べに行く、あの日本一商店の隣に、蒲幸商店ってのがあるんですよ。その近辺には蒸している工場があったり、もう何十年そこで商売やってんのよ? っていう感じの練り物屋さんが。
以前からかなり気になっていて、時々ショウケースを覗き込んだりしていました。いっつもあるのは揚げ物ばかりで、はんぺんもかまぼこも見かけたことなかった。でも、見かけたんですよ。かまぼこを。
でも、はんぺんは無い。そこで思い切って声をかけてみました。
「はんぺんは、何時に来たらいただけるのでしょうか?」
いつも無いってコトは、朝早く来ないと無いのかと思ったので、そんな質問。そしたら、秋まで待て、って。どうやら、蒲幸商店的はんぺんに適した材料は秋からしか手に入らないので、秋〜冬しか作らないんですって。はんぺん。ちなみに、はんぺんは¥100って書いてある。
ここで引いては広告屋がすたる──かどうか知りませんが、かまぼこをもらってきました。¥1000。
まぁ……正直なところ、見ただけではよく解りません。小田原とか伊豆とかでは、鯵とか使ってますよーって感じのグレイのかまぼこだったりするけれども、やぱしかまぼこは白くていいよな、とも思う。こーゆーかまぼこ見てると。無理に白くしてるなら別だけど。
うちには秤も無いので重さを調べることもしていません。ただ、練った魚を板にヘラを使ってぺたぺたと手でつけている感じは、わかりますな。機械でチュイーっとやるのとは、またわけが違う。
まぁ、かまぼこなんて観賞してたって仕方がないので、食べてみましょう!! もちろん、板わさで。
写真にはわさびが無いですけど、これ、何もつけなくても旨い。それと、好みの問題とは思いますが歯ごたえがいい。ちょっと硬めになっています。これは、ヘンに安い醤油とかビタビタと付けちゃわないで、醤油を付けるならおいしい高級醤油がいいですね。放っとくとカビちゃうような。わさびも、練りわさびぢゃなくて、できればおろしたいところだけど、あれも高くてねー……。
ところで、どうして高崎に練り物店? 小田原あたりに行くと、かまぼこ工場だらけですけど、高崎は海がない群馬県ですけど。そーゆー歴史的なコトを掘り下げたら、また高崎も面白かろうと思います。
秋になったらはんぺん食べたーい☀ฺ
有限会社 蒲幸商店(かまこうしょうてん)
群馬県高崎市本町3-73027-322-3038- 暢神荘とか日本一の一方通行の入口のところです
- 20 571 244*44
2014年閉店
貴重ですね。こういうお店。かなり釘付けです。