通りすがりの集合住宅の前に置いてあったコニファー。観賞用の他に、車止めとして配置したり、あるいは比較的根が浅いということで屋上緑化なんかにもよく使われているようです。また、公園や結婚式場なんかにもたくさん植えたりします。樹形が奔放にならないので、詫び寂びなどを排除した造成地にはちょうどよいのでしょう。
これは、たぶんヒバの種類ではないかと思われます。先っちょに白いモノが点々と付いているように見えたのですけれども、見間違えでしょうか?
……そう思って近づいてみたら、何だか花とも実ともつかぬ、不思議なモノがたくさんくっついてるぢゃないですかっ!! すごーく小さいのに、不釣り合いなくらいに肉厚。
針葉樹の「花」ってどうなっているのか気にしたことがなかったのですけれども、取り敢えずコレは、葉の先っちょ変形してこのようになっているように見えます。そして、この白い部分はこの後、青々とした葉になるような気配がありません。
ってコトは、これは、やぱし花?
そもそもヒバの花をグーグってもよくわからないのです。大型連休もそろそろおしまいなので、造園屋さんにでも質問してみようと思いますが、ご存知のかたは情報提供をお願いいたします。
コノテガシワ ‘千手’
ヒノキ科 (APG IV) / コノテガシワ属
プラティクラドゥス・オリエンタリス ‘千手’
Platycladus orientalis (L.) Franco, 1949 ‘Senjyu’