上野村といえば、夏になると思い出すはるかな尾根に向かって思いを投げかけるヒトたちを追いかけて、大メディアがどかっと押し寄せることで有名です。そんな上野村には、いろいろなところから様々な補助金などが支給され、人口や年齢構成のわりに逼迫した様子がない村です。
東京電力がやってる感じの施設に行き、帰り際に売店をうろうろ眺めていて発見しました。
電球型のガラスの器に入った飴2種類。容器は同じようですが、中身がちょっと違います。
ちなみに製造者の銘が入っていませんでした。きっと、このような商品がすでに世の中に存在し、上野村なりのステッカーを貼り付けて販売しているのだと思われます。経営母体が東京電力だとすれば、「電気」に関するいろいろな提案が周囲から送られて来るのでしょう。そのひとつとしてこの電球型ガラス器(または電球型ガラス器入りの飴)が存在したのだと想像します。
こんなもの、よそでは見かけたコトありませんが、こんなもの東京電力関係の施設では定番なのかもしれません。……にしても、ちょっとかわいいですよね。思わず購入しちゃいました(ってゆうか、買ってもらっちゃいました ^^;)。
電球ならば口金に相当する部分がネジ式のキャップになっています。だから、この口金部をひねるとはずれ、中身のキャンディーを取り出すことができます。ちなみに、先端の中央に穴が開いているように見えるのは、気のせいではありません。楊枝が通らないくらいの孔が本当にあいていますので、キャンディーを食べ終えてしまったら、テーブルソルト容器として使えるんですよ、って、売店のお姉さんが教えてくれました。
へぇー、ナルホド。
でも、小さいとはいえ穴あき容器でキャンディーを販売してるんですかっ!!
尤もな意見だと思います。でも、内側には柔らかめな樹脂がはめ込んであり、キャップをねじ込むことでかなり密封状態になるようです。テーブルソルト容器として使ったりするようになるときには、キャップの内側の樹脂を爪先などでこじると、わりと簡単にはずれ、キャップにあいている孔が孔として使えるようになります。
この商品が気に入りましたので、イカしてない部分も紹介します。
この透明ビニルテープの剥がしにくいこと!! はがすキッカケを見つけてしまえばツルリときれいに剥がせますが、そのキッカケを見つけるのが一苦労です。購入してくださった方はご自分用にも購入しておられましたが、60歳代のヒトがこのキッカケを見つけることに苦労するか、何となく想像できます。これさえ改善されたら、もっとよい商品になると思うのですが、製造者がわからないので苦情も言えません (;_;)
それと、もひとつ。キャップになっている口金の形が、やけにリアルに見えませんか? これ、実際に一般的な口金と同じなんぢゃなかろうか? と思い、E26型の電球のソケットにねじ込んでみました。
フツーに設置できてしまいました。これ、通電させたらどーなるの? 危険を感じ、通電させませんでしたが、一言注意書きをした方が、親切かもしれません。でも、過剰な注意書きは麗しくないです。だったら、注意書きをしなくても済むように、形はリアルだけれどもビミョーに入らないサイズになっているとか、形はリアルだけれどもネジ方向が逆向きでねじ込めないとか、ソケットにはめ込めない構造になっていたりすれば、安全ですね。50歩くらいゆずって、交流100Vの電気を流しても絶対に通電しない構造や素材になっていたりするのもいいかもしれません。
何も事故が起こらないうちに気づいて対応してもらいたいものです。
上野村ふれあい館にて購入。475円(税込)。
上野村ふれあい館
- 多野郡上野村楢原316-1
- 0274-59-3223
- 火曜日休
- 9:00〜17:00(季節で変動あり)
- 上信電鉄下仁田駅から乗り合いタクシー(1日3往復・上野村)、またはJR高崎線新町駅からバス(1日7往復程度・日本中央バス)、4〜5人のグループなら、西武線秩父駅からタクシー
国道299号線沿い- 神流川発電所見学ステーションもくっついています。でもあらかじめ予約が必要です。
【追記】2008.06.29──
ONGAONGA氏のコメントを見て、気づきました。ナルホド、この青い部分は碍子的役割を担ってるかもね? って。ってゆうか、コメントスパム扱いになってたので、さっき気づいたんですけど(すみません)。
というわけで、キャップの内側を、樹脂製のフタをはずして見てみました。
キャップ内側をフツーに見ると、青い何かが流し込まれたようになっていました。それを光に透かして見ると、まん中のポッチと周りのネジが刻まれている部分が完全に分離しているようです。
やぱし、みすみすそのような危険を見落とすわけがないですよね。KYT運動とかカンケーないですけれども、どのような危険がひそんでいるかを想像して製品が作られているようです。でも怖くて電気を流してみる気にはなりませんけどね ^^;
【追記】2008.08.28──
Yanko Design の記事 Pour Me a Glass of Light にちょっと面白い提案がありましたので、紹介します。要するに、発光する液体を注入するというものです。単純な発想ゆえになかなか思いつかなかったりします。
口金先端に 青いガラスかプラスチックの絶縁物があるように見えますが, もしそうなら短絡事故は起きないのではないでしょうか。
単に金属に青い塗装をしているだけだったりして…