男爵といっても、お笑いコンビではないのでご注意を。ありゃヒゲが付くんでしたよね。
暑い日には、キャラメルがぴったり!! ……合うわけもないような気がしましたけれども、いただいてしまったんです。行きがけの駄賃に。往復の交通費の足しにもならないんですけど。
この男爵キャラメル、その店では人気があるのか無いのかわかりませんが、オーナーはあまり好んでいない様子。北海道の不人気キャラメルといえばビールキャラメルがありますけれども、こいつはいったいどんなモノなんでしょう?
食べ物をガバガバ捨てる日本人らしくなく、完食を目指してまずは一つだけ口にしてみることにしました。
その前に!! 確認しておきたいことがあります。「北海道産男爵いも100%使用」っていう、不気味な宣言。ジャガイモでキャラメルを作るのは無理ですよね? 何に対して100%なんなんだ?
北海道産の男爵いもを練り込んだキャラメルです。やさしい食感としっかりした味わいをお楽しみください。
良心的に考えるニッポン人ですので、「100%」なのは「練り込んであるジャガイモのうち100%」と解釈してあげましょう。ホント、お人好し。でも北海道の食品なので、ホントに北海道産男爵なのかどうか、かなり疑わしい。根拠はありません。ただ、北海道の加工食品に対して過敏になっているだけです。
中箱をスライドして出してみたら、おしりの2個がひっくり返っていました。これは、ひっくり返っちゃったのではなくてひっくり返してあるのではないかと思います。
おそらく、20個入りで企画していたのだけれども、オトナの事情により18個にすることとなり、空白をあけてガサガサいわせると品物が傷むのでわざわざひっくりかえしてスペースを埋めた……のではないかと想像します。
四の五の言わずに、食べようぜっ!!
大きさはキモチ小振りなキャラメルで、色彩としてはクリーム色。いわゆる「キャラメル」というか「カラメル」というか、そんな色ではなくて、カスタードクリームやらマヨネーズやら、そんな感じの色調。
口に入れると──じゃがいもっぽい香りが口中に広がります。決して楽しい感じではなく、ジャガイモな感じです。表現しようが無いです。ジャガイモめっ!! 個人的にはジャガイモは大好きですけれども、この感じを褒めるなら「不思議な感じ」というのが精一杯なのではないかと思われます。
その後、甘い味が広がってきて、口の中から消えていきます。後味は、とくにナシ。後を引くでもなく、後悔するでもなく。
昔、このような味わいを感じたことがあったような気がするのだけれども、さっぱり思い出しません。もしかすると、食べ物のニオイ付消しゴムのニオイかなぁ? でも、こんなジャガイモっぽいやつは存在しなかった気がします。
何だろう? 過去の記憶が今新たに作られたかもしれません。
製造者
- 道南食品株式会社
- 〒040-0013
- 北海道函館市千代台町14-32
- TEL0138-51-7187
- FAX0138-51-7188
- http://www.hotweb.or.jp/dounan/ →が、移転して http://www.dounan.co.jp/
箱が20個仕様なのに、実は18個入り。
やっぱ物価高が原因ですかねえ。