カバっぽい顔した電気機関車EF55-1が牽引するEL奥利根号が、12月6日に運転された。上野を8時に出て、水上に12時に着く。乗り鉄なみなさんに大人気で、座席指定券は発売と同時に秒殺だったそうです。
このEF55という電気機関車は、流線型が流行した波に乗っかってデザインされたモノの、その程度のスピードでは流線型もほとんど意味が無く、さらにSLのように前後があるデザインでは機関車付け替えのたびに先頭を回さねばならないという面倒も重なり、3両しか作られなかったという機関車だそうです。
JR東日本高崎支社は、そういうのが好きなんだか得意なんだか、廃車留置されていたEF55を昭和の末期に復活させ、イベントなどの臨時列車で活躍していましたが、昨年、故障。今年の秋に修理して、この度の臨時列車の運行となったとのことです。
ちなみに、さよなら運転と銘打っています。廃車にしちゃうことは無いようですが、故障しても簡単に直せなかったり部品が手に入りにくかったりで、手間のかかる子らしいです。それは、クラシックカーとかでも状況は似てますけどね……。
それから、写真ではちょっとわかりづらいのですが、電気機関車EF55-1の後ろにも電気機関車がくっついています。これはEF64-1001で、EF55-1では非力すぎるせいなのか? それともEF55はまた故障しちゃう可能性があるけど、EF64が随伴すれば安心なのか、よくわかりません。でも、パンタグラフだらけの様子からすると、どちらもお飾りというわけではなく、ちゃんと重連で動力車として活躍はしているようですねぇ?
というわけで、EF55さよなら運転企画の予定だけ、メモしておきます。
- 2008年12月6日 EL奥利根
- 上野 8:00
- 高崎 9:48 – 9:58
- 水上 12:00 – 15:20
- 高崎 17:16 – 17:34
- 上野 19:19
- 2008年12月13日~14日 さよならEF55みなかみ
- 高崎 9:58
- 水上 12:00 – 15:20
- 高崎1716
- 2009年1月10日~12日 EF55碓氷峠
- 高崎 10:36
- 横川 11:18
- 2009年1月17日 さよならEF55碓氷峠
- 上野 8:00
- 高崎 9:48 – 9:58
- 横川 10:36
信州にも越州にも行かずに群馬県内の横川で終点になってしまう信越本線は、横川に行く片道しかありませんが、横川駅では水上駅のように機関車を反転させる設備が無いので、一番うしろにつなげられた機関車に引っぱられて帰ってきます。だから、客扱いは無いってコトなんですかね。
それにしても、写真がヘタすぎますね。こりゃ。みなさんコレはかなり撮ると思われますので、あとで鉄分が濃いブログなどにリンクしときます。
【鉄分が高いリンク】
- 1番のりば
復路はEF55が無かったなんて、知りませんでした。 フォト蔵
意外に軽い音の警笛なんだなー、って。あと、鉄なヒトって結構いいカメラ使ってるというのもわかります(シャッター音がうるさい)。- 1st-train