カバっぽい顔をした電気機関車EF55-1が、いよいよラストランということで、高崎発→横川行きの臨時列車を運行しました。もう、ホントに最後!!
昨日は、東京からのラストということでした。今日は、高崎からで、本当のラストラン。これ以降は、回送だか配給だかの扱いになって、今度こそ、本当に廃車。大宮の鉄道博物館にしまわれてしまいます。停まっている機械なんてただの機械だ。機械は動いてこそ機械なんじゃないかと思うだけに、残念です。
動いている実物では何てかいてあるかわかりませんでしたが、ヘッドマークがついていました。本機のリボンと同じようなリボンを描き、それを高崎で分岐した上越線と信越線に見立て、右に水上、左に横川、下の分岐点には高崎、と書いてありますね。
こんなにヒトが釣れるおもちゃ、本当は手放したくないのでしょうが、よほど修理困難と宣告されたのでしょう。
すごく力走している感じに唸っていましたが、その割にあわない遅さでした。最高時速95Km/hだったらしいのですが、今では無理でしょう。スピードよりも完走することを目標にしているアマチュアランナーみたいになってます。しかも老人の。
今日のしんがりは、DD51-842でした。ほらね、昨日だけEF64-1001だったんだよ。
ところで、今日は珍しく、帰り便も撮ってきました。
もっと右から撮れば、柱とか線とか写らないよ!! というアドバイスは必要ありません。脚立を忘れちゃったから、目の前の金網を避けたらこんな位置になっちゃいました。鉄分が濃いヒトたちは、もちろん脚立持参で来てました。本当は、反対側も金網が切れてると思っていましたのですが、勘違いだったわけです。
でも、おかげで、ちょっと面白い写真も撮れました。
北陸新幹線E2と並ぶEF55-1。いやー、いい画が撮れた。もちろん、合成じゃないよ!!
沿線の、普段はあまり興味を持ってなさそうな老若男女たちも、眺めに来てました。犬も連れてきてました。なんだかほのぼのした。
そんないい雰囲気の中、行儀の悪いヤツも混じっていたのは、タイヘン残念です。
これがまた、禿で眼鏡だから困る。禿で眼鏡のオッサンは、世の中では何かと目立つんだから、もっと行儀よくしてくれよね。こんなのばっかりじゃ、おちおち禿げてもいられないよ。まったく。
行儀が悪いと言えば、高崎駅の出発で、テレビ朝日と毎日新聞が急に前にしゃしゃり出てきて突っ立ってたという話です。これはそのうちいろいろな画像が晒されることと思います。テレビって何だ? 報道って何だ? 市民のささやかな愉しみよりもスポンサーが大事なんだとは思いますが、そりゃねーよ、と思いました。
ちなみに、有名な撮影ポイントでは300人くらい集まったそうです。
それにしても、直前に通った2両編成の普通列車の混み方と行ったら、群馬県内の出来事とは思えない、おまえは山手線か? というくらいのぎゅーぎゅーでした。
D51はボイラーが壊れて入院中。しばらくは、鉄分が足りないヒトにもコレとわかる臨時列車は運転されないのでしょうか。
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