以前から、スーパーマーケットやデパートなどの鮮果売り場で気になっていた、みかん「媛匠」。そのバカバカしいほどの麗々しさに、みかん好きとして食べるべきかスルーするべきか悩んでおりました。でも、ちょっとめでたいことがありましたので、それを言い訳に購入してみたわけです。
あちこちで地味に展示しているのが記憶のスミに残っていて、蓄積されていた効果かもしれません。
佐田岬半島の、南向きの海岸線に沿って整備された段々畑の中から、特に美味しい柑橘ができる園地を指定し、産地ならではの究極の柑橘作りに努力した中から、生産された希少な特選品です。
コトバでは何とも言えるわけですが、実際に食べたらどうなのよ? って思いますよね。
スズランでは、1コ150円。6コで800円。150円あれば、ガソリンは1.5リットルくらい買えます。灯油なら2リットルくらい買えます。
ちなみに、消費マインドはかなり冷え込んでいますが、「このご時世、余分な買い物なんてしたらダメなんじゃなかろうか」という罪悪感的な気分のモンダイである部分が半分くらいあります。その言い訳として、ご褒美購入や、お祝い購入などの動機付けがあれば、意外にいろいろなモノが売れているの、知ってました? しかも、しょうもない高級品。
最近の経済状況はともかく、取り出してみましょう。
一般的なみかんという、日本人の共有しているイメージそのままのみかんです。ビジュアル的にはとくに申し上げることは無いようです。
手に取ってみても、これといってお伝えするべき特徴を発見することができません。
あ゛ー、半信半疑。みかんって、見たり持ったりした感じでは、味がちっとも想像できないのでどきどきします。
口に入れてみると、その疑いをもったことを後悔します。おいしい。この頃の果実のおいしさは糖度でばかり語られますが、適当な甘味の裏打ちに適度な酸味が加わっています。
なるほど、うまい!!
そうか……これほどうまいなら、見かける度にちょっとづつ購入してもよかったな。それにしても、この包み紙は要らない。贈答品としてこのような演出をすることは無いとは言えませんが、庶民がフツーに食べるにはただのゴミですね。
わたしも食べました。このほかに「長崎恋みかん」なども食べてみました。味は好みがあるんでしょうけど、、、皮が薄くて剥きにくいですね。。