高崎の旧市街地は、道路を拡幅したりマンションが雨後の筍のように生えてきたり再開発が続いている。人の流ればかりを気にして、肝心の街づくりにはあまり興味が無いように見えてしまいます。興味がなければ再開発も無いわけで、じゃぁ不足しているのは、想像力とか、センスとか、そういうものなのかもしれません。
土木建築にこんなに一生懸命な群馬のハコモノな気質があっても、40億円が何故か消えて、高崎ではかなり大きな土木建築屋が破産しましたけど。
そんな高崎も、ちょいと郊外に出るとまた趣が変わります。
高崎の旧郊外は、どうやら半分くらいは農地、半分くらいは工場地だったようです。そして、その田圃や工場もぽこぽこ抜けていき、田圃や工場が抜けた所にはスーパーマーケットができたり、住宅ができたりしています。
そして、どういうわけなのだか、市営住宅と県営住宅と国鉄宿舎が一ヶ所にまとまって存在した場所がありました。数年前に国鉄宿舎はまとめて売られ、小さい新しい住宅街となりましたが、隣接する県営住宅や市営住宅は、まだあるんだよねー。
この県営住宅、取り敢えずこの状態のままでいいので、欲しい。壁がどうなっているか、知らないけど、壁を取るとかなると解体しか方法が無いのかもしれない。
ハコモノが大好きな群馬県も、こんなような県営住宅がいくつも点在している。もし壊すのだとしたら、壊す前に写真として映像だけでも遺しておきたいモノです。