闇夜に浮かぶ、自動販売機。並ぶ缶飲料はとくに珍しいモノもなく、そもそも自動販売機自体がニッポンにおいては珍しくもなんともない。都会にも、イナカにも、富士山頂にだってありますよ。自動販売機。
ちょっと変わってるなー……って思うのは、自動販売機中央に何やらアクリルの箱がくっついてる。
そしたらさー……。うっそー!! イマドキ、信じがたい光景が。
リングプル入れ
なぜ。どうして。錠前までかかってるじゃん。やだー。
このように書いておくと、自然にプルタブが集まるという仕組みもイヤですが、プルタブを集めるヒトも、怪我をするリスクを負ってまでプルタブを缶本体から引きちぎってわざわざ入れるヒトも、何がどうなっているかわかっているのだろうか。
ここ数日も、「プルタブ 何個」とかいうキーワードで検索しているヒトが複数見られますが、何個だか教えてやるよ。10万円寄付したいならば、200万個だよ。2,000,000個!! 1缶が100円だったとすると、2億円の消費だよ!! 消費税(5%)別ならプラス消費税1000万円。
でも、廃アルミは重量で流通するわけなので、缶丸ごとなら重量比約40倍。10万円寄付したいなら、5万個だ。
善意は善意でいいことだと思いますが、その善意を無駄にしたいためにも、「風が吹いたら桶屋が儲かる」戦術は捨てた方がいいと思います。
いますぐ、「プルトップは、切り取らずに!!(まとめ)」でも熟読して、勉強した方が、その善意は社会の役に立つことと思われます。
もちろん、役に立ちたいわけではなくて、ヒトのためにチマチマ何かをやってるぜ、という感覚を楽しみたいだけなのでしょうから、言うだけ無駄だとわかってますが。