1980年代は、個人的にはインダストリアルデザインの不毛期だったのではないかと感じております(反論上等、よろしくお願いいたします)。でも、そのようなあまりパッとしなかったデザインも、21世紀初頭には「懐かしいもの」としてそのデザインを再生利用する価値が生じてきたのもまた事実。リバイバルされるデザインは、おもに1960〜1970年代が多いようですが、1980年代のデザインだって、捨てたものではないです。
こんな真っ黒な無地のバッグ、何のリバイバルだっけ? とか思ってよく見ると、
オモテ面はラジカセ柄のプリントになっているようです。こんなのどこのオッサンが持ち歩くんだよ? とか思いますが、イマドキの若い女の子たちにとってはかなり異質なモノとして、受け容れられるのかもしれません。
つまり、懐かしがるのヒトはすでに中年で、若い子たちには「新しい」わけですね。よくあります。そゆこと。
このデザインで、カセットテープの入口のところがポケットになっていて嬉しいのは……やぱし中年ですよね。実際にはポケットになっている様子はうかがうことができませんが。
この商品「Large 80’s Style Ghetto Blaster Weekend Bag (P80612401)」気になるお値段はリンク先のショップPlasticlandで、$54.00とのことです。そのままの金額なら安くないけど高くもない、ちょうどいい価格ですね。欲しいヒトは、日本宛に発送もしてくれるようです。本日換算で普通便の送料が¥3410.30($33.20)、品代が¥5546.88($54.00)、合計¥9876.53($96.15)となるようです。関税の欄が空欄な理由はわかりかねますが。
サイズは18×12×8インチ(45×30×20cm)。A3サイズがすっぽり入るくらいの大きさですね。黒人のヒップホップガイたちのように肩に担いで左右に揺れながら歩いていたら……それはもうオッサンです。たぶん。何といっても、ガールズショップですからね。リンク先のショップは。
それでもオッサンだー!! となれば、カセットテープのところにポケットを付けて、iPodとかを入れ、スピーカー部には軽くて薄いタイプのスピーカーを仕込み、音楽をかけながら歩いても面白いと思います。だれかそんな改造をしましたら、ぜひともお知らせください。ちょっと見てみたい。 (^^;
【リンク】Plasticland
って書いておきながら、品切れのようです。おかしいな、朝にはまだあったと思ったのだけれども、見落としていたようです。
【2009.06.19】やはり、取扱中止は一時的なモノだったようで、さっき見たら販売中でした。
2009.06.21
他社では、ホントにスピーカー機能付やら、さらにFMチューナー付やらいろいろあるようですが、デザインがイマイチしっくり来ませんねー。でも、見続けてるとだんだん慣れてきて欲しくなる!!