スポーツの写真撮影では、攻撃的なシーンが美しいんじゃないかと思いつきます。モータースポーツならばコーナリングとかオーバーテイク。サッカー・バスケ・ハンドボールなどゴールを目がけるスポーツならばシュート。武道や格闘技なんかもまさに攻撃。でも、かならずしも攻撃的なシーンがおもしろいとは限らないということを、まざまざと思い知らされた。
たとえば、テニスや卓球などラケットものやバレーボールなどは、攻撃的シーン=アタックが格好いいけど、超絶アタックを頑張ってレシーブする姿なんかもなかなか絵になる。レシーブと言えば、野球なんかもピッチング・バッティングなどの攻撃的なシーンも大事だけれども、あの松井さんやらああの鈴木さんやら、引退しちゃったけど新庄さんやらが活躍した外野でのカッコいいキャッチ、返球なんかもなかなか見所だ。もちろん、内野でのダイビングキャッチとかもいけてる。
ところで、ドッヂボールってあまり撮影する機会もありませんが、攻撃シーンってただボールを投げてるだけになっちゃうんですよね。不思議と。でも、守備って、そのボールを受けるか、避けるかってとこなので
避けるとなると、その格好が、おもしろい。カッコいいかどうかは別として、意外に絵になることがあります。これだけ、攻撃的なシーンよりも守備的なシーンが絵的におもしろい競技だということに、初めて気がつきました。
もう、ずいぶん長く生きてきましたけど。