電子レンジがない生活も、それほど悪いものではなかった。もともと所有していないので、無くてもとくに不便がなかったのだ。「電子レンジで調理できます」な加工食品も、湯煎したり、電気トースターで調理したり、フライパンで調理したり、それなりに手間を掛け手段を選んで調理していたし、冷凍庫で眠っている肉も水攻めで解凍していたし、それについてとくに疑問も無かった。
ところで、電子レンジがあると生活はどうなるのだろう? という、前向きな疑問が湧いてきた。ヘルシー調理機能とかそういう複雑なやつじゃなくて、シンプルなヤツならば1万円も出せばちゃんとしたモノが買えるらしいということを知りまして。
というわけで、シンプル機能で、国産ブランド、──そこまで絞り込んでもまだ選び放題なので、経団連など政治的発言力があるブランドの製品を選びました。
「結局、何だかんだ言って安い」アマゾン.co.jpで購入。初めてですよ、電子レンジなんか買ったの。親からおさがりをもらったことはありましたけど。
現物を家電量販店で見たこともあって知っていましたが、回転テーブルが底部とほぼツライチなので、使いやすそうです。
こういう部分の構造は、ヘンに凝っていないシンプルな造りがいいですよねー。シンプル構造といえば、庫内の形状も買う前に検討した方がいい内容かもしれません。
凹凸が少なく、汚れても掃除が楽そうです。欲を言えば凹凸がもうちょっとなだらかならいいのにな、とも思いますが、コストとか強度とか内容量確保とかいろいろな事情があるのかもしれません。ちなみに、この製品は庫内21ℓとのことです。
どうでもいいところではありますが、電子レンジで調理すると言うことを「レンジでチンする」と言うことがあります。この「レンジでチン」において、ニッポンにある電子レンジのどのくらいの数が「チン」っていうかな? と考えてみたことがあります。
もちろん、「チン」っていう電子レンジもたくさんあることも知ってますけど。
実際に使ってみてから気づいたこともありました。
2個あるダイヤルのうち、下のダイヤルはその出力の強弱です。解凍は170W、冷凍食品は500Wとか、余計なお世話のようですが便利な表示です。
上のダイヤルもメモリの外側に対重量の目安が書かれていてなかなか便利そうです。どのくらいの時間を費やしたらよいかわからないときは、重量から想像すればいいわけです。
ところが、時間のメモリが!! 1・2・3・4・5の後が、いきなり10で15ですよ!! 1と2の間の30は、何となく直感的に理解できましたが、5の次の10に驚いた!! 5分までは1目盛10秒相当ですが、5分を超えると1目盛1分になっちゃうなんて、どんなハイテクなダイヤルなんですかーっ!! どうも、重量目盛も400gから500gまでが短いと思ったのだよ。そしたら、そんな訳だったわけですね。ビックリするなー。
でも、その他はそれなりにどうという特徴もなく、なかなか良い買い物だったなーと思います。イマドキ50Hz専用ですが……もう西日本には引っ越さないんじゃないかと思いまして。その辺の思い切った機能カットも安さのうちなんでしょうか?
どこで作って梱包しているのだか、イマドキまだ針金で止めるタイプの段ボールでした。話の本筋にはカンケーないけど。
それと、旧製品の点検を促すチラシが同梱されていました。
特設ページも用意されているので、今すぐ確認してみた方がいいかもしれません。でも、このページでも型番が紹介されていますが、検索にひっかけたくないらしく、画像で作られていますので、世の中的にはなかなか発見されにくいページになっているようです。
そういえば、ストーブは回収完了したのかな?