対県外向けに設けられたという性質からも、群馬県民にはその存在が全く知られていない群馬総合情報センター「ぐんまちゃん家」。他と比べてどうというわけでもないですが、島根館は日本橋三越の向かいの路面にあるし、銀座熊本館は有楽町駅からすぐの路面にある。
ぐんまちゃん家は、歌舞伎座のすぐ近く、三原橋交差点のビルの2階にある。家賃は年間約1億円といわれ、5年契約。ここで、(たぶん)補助金漬けになっている群馬の産業が、(おそらく)嫌々イベントを開催させられているようです。
ひどいひどいという情報をあらかじめ受けていたため、「確かに、酷い」って思っただけですが、そりゃ酷いよ! お役所仕事なので、暗くなったらおしまいという基本設計なのだろうけれども、2階の窓に表示してあるモノは、それじゃ見えませんよ!
これ、暗くなったから見えないんじゃないと思います。昼間は昼間なりに見えないことでしょう。交差点から見ると、南方向だもの。それって世間的には逆光って言うんですよー。
それから、入口が昭和通り沿いのビルの脇っちょにあるのは、まぁ仕方がないです。都会なのでいろいろな条件が重なってきます。でも、その入口が暗くて解りづらい。狭い通路の奥で「ひょっとして楽しげな何かが行われているんじゃないか」というワクワク感はありません。
その上、この日はたまたま水上のイベントだったせいか「りんご150円」って書かれた箱が足元に置かれていました。しかも、写真でよく見りゃ、買い物カゴをひっくり返して乗っけてたんですか!
ひどい (ToT;
誰が、銀座でりんごを安くたくさん買うんですか!! 銀座でお買い物するならば、いいモノを高額でちょびっと買うんじゃないんかい? 車がいっぱい走っているからって、群馬的に誰もが車で移動しているわけじゃないということも理解できてなくない? ねーねー、地下鉄に乗ってみた? シャカシャカ袋にリンゴを詰めて持って電車に乗って帰るの?
むしろ、1玉500円のリンゴが200円の桐箱に2個入って1200円の方が、銀座でお買い物するありがたみも付加される気がするけど……イナカ者だからでしょうか? 先日見せびらかされた燕だか三条だかのおみやげの剪定鋏、箱には麗々しく「御剪定」って書いてあったけどなー。
お買い物をしていただいたら、通販できる案内をペラっと入れておけばリピートもあるかもしれないのに。通販といえばネットだと思い込んでるヒトが多いけど、ペラと電話で充分に通販できるけどなー。
個人的な妄想を申しあげるならば、この入口にモノとかワゴンとかゴチャゴチャ置かないで、スッキリさせるべきでしょう。そして、壁際にはショウケースを設置して、物産展なら物産を陳列してもいいでしょうし、そうじゃなければ観光ポスターを展示したりしたらどうなんでしょ?
そうすれば、閉店後も群馬をアピールできる。
身長180cmくらいの透光ゆうまちゃんを設置してもよさそうですね。明るすぎても興ざめですが一晩中うすぼんやり光るゆうまちゃんが突っ立っていたら、話題になると思うけど。記念撮影されちゃったりしたら、それはもう他人の記録に残ることになるわけだしね。
外食産業とか給食会社とかを使って、群馬物産でメニューが構成されているカフェしてもいいけどなー。そういうのは、個人ではできないことなので、家賃一部補助とかしてくれてもいいんじゃなかろうか。
群馬県庁の中のヒトたちには、予算を獲ったからってただ粛々と執行するばかりではなく、決算に結びつく行動を起こしてもらいたいものですね。なんとなく、官庁のイベントって儲かっちゃダメ、みたいな流れがあったりする感じがしますが、事業の運営費を自前でまかなえちゃったらそれはそれでいいんじゃないの?
【リンク】
- ぐんま総合情報センター「ぐんまちゃん家」(2022年廃止)
- 政治の力でゆうまちゃん改名
ぐんまちゃん家スタッフブログも ひどいなー。feedを吐き出せないものか。時々、市民が余り知らないような有益な情報を小出しにしたりしているようですが、これじゃなかなかアクセスされない。phpでダイナミックに書き出せてるんだったら、feed作るくらい簡単だ。これは、ウェブ屋の気が利かなかっただけ? それとも、提案してみたモノの県庁の中のヒトに拒否されたの?
それとも、ブログで配信してるんだから、その情報が拾えないヤツが悪いとか言うの?
ぐんまちゃん家来場者数が 50 万人に達したそうです。
約二年前からですから、一日あたり 685 人くらいですね。
年間約一億円の経費がかかっていて、来場者数が約 25 万人とすると、一人あたり約 400 円の宣伝広告費です。
本当に 685 人も訪れているのか、毎日 9 時間、誰がどう数えているのか気になります。
自動ドアの開閉回数とかからかな。