かつては大層ご立派な駅舎がありました湯桧曽駅。その前を行き止まり国道291号が通っていて、もう電車でなんか行ったこと無い駅なんだけれども……谷川岳ロープウェイを見に行くために通りかかってみたら駅舎が無い。まさか、廃止? 確かに、
- 1日8往復くらいしか停まらない駅で、
- 停まったところで誰が乗り降りしてるんだ? という駅で、
- それにしてはやや過剰な駅舎を擁する駅
だったわけで。
だからといって、人知れず廃駅? と思ったので、立ち止まってよく見てみた。灯りはついているし、プラットフォームに上がる通路も通れそうだ。ほんじゃ、何?
工事をしているということは、解体とか新築とか、何かそのような表示があるはずだと思って見てみたら、
解体して新築ということのようです。といっても、もうあのような立派な駅舎ではなく、かなりこぢんまりとした感じの駅になりそうです。
どのような経緯で駅が開業し、どのように賑わったのかはわかりませんが、藤原湖方面や谷川岳方面への登山やハイキング、スキーなんかの入口としてほどほどに栄えたのかもしれません。でも、湯檜曽の温泉街はもう死に体なのだ。藤原湖や谷川岳方面へは自家用車やバスが遠くからやって来てしまうのだ。
こうやって失くなってから「あぁ、写真を撮っておけばよかった……」と思わないよう、解体されない活動をするのは難しいので、せめて写真撮影くらいはしておきたいものです。