ガスから水素を取り出して燃料電池として発電したり、太陽光エネルギーを電力に換えたりと、発電は重厚長大な分野に限らなくなってきた21世紀初頭。今ですよ、今。
エコプロダクツ展で注目を集め、法人向けだけではなく個人向けにも販売をすることになった「水時計」。水時計といっても流水の勢いを利用するわけではなく、溜めた水を電解液として利用して電池のように発電するというもの。まさに、エコ!
消耗品である乾電池を使用しないため重金属類、有害物質(水銀、鉛、カドミウム、六角クロム)の廃棄がないです。人や環境にやさしいといえます。
すごーい! 究極ですね。これ。
機能は日時の表示だけで、アラームが鳴ったりすることもないそうです。ってか、アラームを鳴らす電力はまかなえないそうです。
でも、重大な問題を抱えていることは、敢えて控えめに宣言されている。
製品寿命の目安:約三年
うっそー。要するに、発電システムが3年程度しかもたないということのようです。つまり、電池をコマゴマ廃棄するコトのない、ヒトや環境に優しい製品といいつつ、3年もしたら本体を丸ごと廃棄しなければならなくなるという代物。やれやれ。
┐ (´・ω・`) ┌ =3
たくさん作れば作るほど
材質 ABS、金属、等
こんなゴミとなるわけです。使い始めたら3年くらいで。それでいいのかなぁ。もちろん、水道水を電解液として発電するシステムをもっと洗練するともっともっといいモノになりそうですし、本体丸ごと棄ててしまえ! というのではなく、炭素棒と金属棒を交換することでまだ使えるようにするとか、何かあるんじゃないでしょうか。
まぁ、企業のノベルティとして「水を入れれば動くんですよ」という時計は、確かにインパクトがあるかもしれませんけど。
【リンク】株式会社大王製作所(ウェブ魚拓) via exciteニュース