ある日、ラジオを聴きながら仕事をしていたら、女の人がフランス語で歌ってた「ぼんぼん、ばかぼん、ばかぼんぼん」……おい! そりゃ、赤塚不二雄さん原作のテレビアニメ「天才バカボン」のテーマソングでないのか? でも、フランス語じゃなかったし、アイドル・フォーというヒトが歌っていたということになっている。
このロックな天才バカボンの歌は、歌詞を除いてもかなりイケてる秀逸な楽曲のひとつなんだ。70年代の音楽はいちいち凝ってたよなー……としみじみ感動するが、それとはまた違う感動があるのがクレモンティーヌさんの歌うバカボン・メドレー。
ボッサになって、ギターのやわらかい音色に乗せてクレモンティーヌさんがフランス語で囁きかけるように歌うバカボンは、やっぱり「これでいいのだ」と思わせる力がある。もともとの歌をモティーフに、全然違うモノになっている。マグロの赤身があったからにぎり寿司にするか、カルパッチョにするか、とかね。
他にも、アラフォー世代にグッとくる選曲になってる。
- Lum’s Love Song
- Bakabon Medley
- Ponyo on the Cliff by the Sea
- Odoru Ponpokorin
- Nausicaa of Valley of the Wind
- My First Kiss
- Romantic Ageruyo
- Sazaesan Medley
- Doraemonno Uta
- Tonchinkanchin Ikkyuusan
- Touch
- Cat’s Eye
「My First Kiss」は、「はじめてのチュウ」を英語で歌ったハイスタンダード訳の英語歌詞で歌っているようです。にゃるほどー。その他にも、おどるポンポコリンがサンバになってたり、いろいろ新鮮です。とくに、アニメのテーマソングなので、そのコンテンツを表現するひとつの記号と化している楽曲ばかりなわけなので、異国のヒトが全然違うアレンジで歌ってくることを想像していなかったからのぉ。
現在のアラフォー世代は、団塊世代に次いで人口が多いので、ここを狙った商売ばかり気になって仕方ないですが、良いものは良いと言うしかない感じです。一応「親子で楽しめる(略)国民的アニソンをクレモンティーヌがオシャレにボッサ・カヴァー」とのことです。カバーじゃなくて、カヴァーなのね。
フランス語歌詞カードも入っているので、フランス語で歌えるようになったら楽しそう!
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※わかっている範囲では、iTunes StoreではClémentineさんの楽曲の取扱はあるもののAnimentineの取扱が無いようです。