カメラと言えばブラックかシルバーと誰が決めたのか? と疑問に思うこともあるが、ブラックは実用的だ。被写体への写り込みを抑制するのならば、反射の少ない色が好ましいわけで、反射の少ない色と言えば黒と相場が決まっている。どうしてシルバーのカメラが以前からあるのかは謎だけれども、金属に塗装なりカバーなりを省略したらシルバーになったということなんだろか。
しかし、技術向上や消費者の多様化などもあり、この頃はカメラもカラフルだ。ピンクとかブルーとか。そういえば、自分で買ったカメラもグリーンだし。
で、このカメラとは別に、昔あったニコンの水陸両用カメラ「ニコノスV」の話をしていて思ったことがある。
NIKONOS-Vって、どんなカメラだっけ?
世界のニコンが製造販売していた水陸両用カメラで、水中撮影といえばニコノスだったんじゃなかろうか。他に水中カメラなんかなかったし、ニコンも、このV型の後にニコノスRSというAFのモデルを出して、さっぱり売れることなく水中カメラの開発を終了したようだ。現在ではハウジングが良くなったおかげで、水中専用モデルが不要になったということなのだろう。
そして、初期型、II、III、IV A型は黒だったけれども、このV型は、オレンジまたはグリーンのデザインだった。
お、オレンジまたはグリーン?
Optio W90ってどんなカメラだっけ?
予想通り、春先になるとモデルチェンジするのですでに過去のカメラとなってしまったW90ですが、
黒とピスタチオグリーンとシャイニーオレンジ。しかも、ブラックとグリーンだけだったのに、後からオレンジが追加されたんだよ。たまたま、偶然、水中も撮れるカメラがグリーンとオレンジだということに気づいて、驚いたよ。
まさか、水中カメラはグリーンとオレンジにしようとかいう協定があるわけじゃないですよねぇ? まさか、ねぇ。
というか、ニコノスの話をするまで、ニコノスのカラーバリエーションがオレンジとグリーンだったっていうことだって思い出すこともありませんでした。そう、グリーンとオレンジだよ。
それにしても、昔の水中撮影はやぱしたいへんだったんだなぁ。1潜りにつき36枚か、無理しても41枚しか撮れなかったわけです。だからこそ慎重にレリーズしたのかもしれませんし、ホントにプロのヒトしか撮れなかったことでしょう。露出も距離も目測だったし(IV型からAEも付いてたそうですけど)。
ところが、今や数万円のカメラがかなり潜れたりして、電池かメモリーカードいっぱいまで撮れるわけです。当然、36枚ということはなく、300枚くらいは撮れますかねぇ?
うっかり時代を感じたニコノスV。思い出は、別に何も無いけど。
【リンク】NIKONOS Museum、グーグル先生