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日陰での太陽光発電は本末転倒に陥ることがある


年末となり、シゴトが終わらないけど納めちゃうのがニッポンの文化。そして民族大移動。その準備段階として、工事現場も荷物はまとめられ、作業者は引き揚げ、どうしても道路を占有する部分には無人の信号機と警戒標識的なもの等が設置される。

これらの電装品は、たいていは太陽光発電パネルが附属していて、よほどの荒天にならない限り無人でも働き続ける頼もしいやつなのだ。

工事現場

ところが、この場所は一日中日陰。太陽光が不足するため、信号機は仮設電源を引いている。

電源ボックス

「そんなこと」もあろうかと、日差しの足りない地域での使用には外部電源を使うことができるような構造になっていると考えられる。ミドリの線で電気IN! そして、黒い線で再OUTして、警戒標識に繋がるわけだね!

太陽光発電中

と思ったら、工事電灯に接続されており、その電灯の光を利用して発電しているようでした。

ε=(ノ_ _)ノ

こちらは、まさか一日中日陰なんていうシチュエーションが想像できておらず、もしもの外部電源設備がそもそも無い状態のようです。おかげで、500wだか1Kwの電球が煌々と点灯し続けています。

工事現場

ここまでやるのはやりすぎ、とお感じのあなた。これが現実です。実際に、夜に電池切れで点滅していない状態になっているのを見かけました。「あ、電池切れだ」ってすぐに解りましたけど。

これは、たとえばLEDが点滅するタイプではなく、反射板タイプのモノを設置しても良いのではないかと思うのですが、もしかすると工事のために道路を占有する許可を得た状態そのものじゃないと、あとでオトナの都合により面倒が起こるのかもしれません。その結果が、たぶんコレ。

タイトルで「本末転倒」と書いてますが、現実を見るならば安全確保のためのやむを得ない措置、ということですね。

ちなみに、こちら側は電柱が近いのでシンプルですが、反対側は電柱から遠いため、推定20mのドラムを3つくらい繋げて延長した上で、同じように電灯を使って発充電しているようです。ご苦労幾ばくか。完了まで安全確保でお願いします。


Posted in 群馬の話題
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