フィルムで撮るアナログカメラからデジカメになったら、途端にカメラからニョロニョロと延びるコードの数が多すぎて鬱陶しい! アナログならば、
- レリーズ1本
- ストロボのシンクロ1本
合計2本くらいなものだったはずなのだが。
- レリーズ
- シンクロの他に、
- 電源
- パソコン接続(USBだったりFireWireだったり)
などなど、4本くらい伸びているのは当たり前のような状況だ。しかもパソコンから電源コードがでていたりして、デジタルになったらケーブル類にシゴトを邪魔されるような気がしてならない。
というわけで、そのうちの1本、ストロボのシンクロコードを、リモートシンクロJY-03IIを使って無くしてみた。さすがに、電池屋さんが売ってるので電池が1コずつ付いてくる。
トランスミッター(送信機)
ストロボのホットシューが付いているカメラならば、そのままスッと差し込んで装着OK。大判カメラなどのレンズにもXシンクロ接点があるならば、付属のコードを使って接続可能です。極端なコトを申しあげるなら、LOMOなどのトイカメラだっていいわけです。
レシーバー(受信機)
このレシーバーがちょっとユニーク。筐体が大きいのが玉に瑕ですけど。
スタンド
ユニークなのはスタンドが付いていること。そのスタンドは標準的なねじ穴が切ってあるだけでなく、ホットシューにも付けられる形状をしていること。親切だけど、ローストビーフ解凍機能くらい使われない気がする。
標準的ホットシュー
当然、ニコン・キヤノン他全世界的に標準的なホットシュー。ここにクリップオンのストロボを付ければ、リモート発光させることができるというわけです。スタンドは角度がかなり自由ですので、わざわざ雲台等に乗せなくても角度調整ができる親切設計。
αシステム用ホットシュー!
驚くべきコトに、反対サイドにはソニー(ミノルタ)のαシステム用のホットシューまで用意されています。個人的には何の使い道もないけれども、ちょっと驚く。これ要らないから値段を安く、サイズも小さく! ……とも思いました。αシリーズ愛用者に選ばれたかったのでしょうか。
もちろん、Xシンクロ接点付
この手のモノに一番必要な大型ストロボ用のシンクロ接点。販売者の紹介ではここの部分の説明が一切無かったのでちょっと心配でした(どうも、モデルチェンジで追加されたっぽい)。
価格が安いのがいいところ、では?
道具の値段が安いのは、ただそれなりのモノでしかない……ということはよくあることです。これも、スタンドにくっついているホットシュー用の足部分のカットが雑で、ビミョーにいろいろなものが引っかかることがある。でもそれは価格が安いので仕方がないと諦められる範囲です。
他社の製品を見ると、5000円以上はするのがざらだし、大手ブランドのモノならば2万円、3万円はあたりまえの代物です。そう考えると、「壊れたらまた買えばいっか!」なんていう気分で購入できてしまいます。予備にもう1セット購入してもいいかな、とも思わされます。
知人は、3万円くらいのやつを使ってるのに、肝心の本番で使えなかった——という現場に居合わせちゃったので、高価なら良い、というわけでもなさそうです(その時は、カメラ側の問題だったらしいけど)。
使ってみたけれども、とくに問題は無さそう
1時間のうちに約100回発光×4回使ってみましたが、とくに問題ありませんでした。
αシリーズまで網羅してるんだから、ホントに「汎用型」だな。ただし、トランスミッター側がソニー・ミノルタ仕様のモノは、メーカーは作っているようですが、日本向け販売をネットで見つけられませんでした。まぁ、真剣に探していないので、必要なヒトは販売元等にお問い合わせください。
X接点があれば、PCシンクロで使えますけどね……