国指定無形文化財となっている大日向の火とぼし。毎年8月14日・15日に開催される、群馬の奇祭。火とぼしのいわれなどについてはネットでもいろいろ情報があるので省略。
南牧中学校生徒のみんなによる「なんちゅう〜売店」
何も変わらないところがいいところだともいえる伝統行事ですが、ことしは売店が出現。今まで、飲み物のひとつもない祭りとして、慣れてるヒトはそれなりの覚悟で自前で準備してくる火とぼし。でも、ちょっとでもお祭りを盛り上げようということで、〈ふるさと再生仕掛け人〉が仕掛け人となり、中学生の社会体験のひとつとして売店が設置されました。
「なんだビールねえのかよ」と言われるなー……と思っていましたけど、実際に耳にしたのは2回程度でした。中学生が主体なんで、アルコールだめなんですよ。すみません。数年のうちにだれかオトナがビール売りに来てくれると思います。野球場のビール売りみたいなあのセット、誰かレンタルしてないんですかねえ?
みんな、三脚品評会場に場所取りしたら動きたくないわけなので、出張販売も頑張ってもらいました。用意した飲食物はほぼ完売。その他の土産物はまあまあでした。売れ残りをみんなで食べるとかいう予定だったんじゃないかと思いますが、中学生たちと地元のうどん店にてうどんをすすって帰りました(教頭も一緒ですからご心配無く)。
個人に注目する写真撮りがいてもいいのでは
遠景なり近景なり、そのアングル等は撮るヒト様々とはいえだいたいみんな「橋の上で火をぐるぐる回している」という画を撮っています。でも、地元の写真屋としてそれだけではつまらないと思いましたので、「ぐるぐる回しているヒト」に注目してみました。
地元の消防団員とか、若ぇ衆とか、中学生とか、ベテランのお父っつぁんとか。気がつきゃ法被のヒト撮ってない。でもこれ撮るには暗くなってからじゃないと無理なんだよな。テレビで有名なヒトも回してましたけど明るいうちだったので「撮っとくように」と言われましたけど無理ですすみません。
ヒトは呼べば集まる
外来種の視線で「これはあんまりヒトに集まってもらいたくないイベントなんじゃないか?」と思っていましたが、そうでもないようです。ただ、祭礼進行や自家帰省者接待等に忙しく、ヒトを集める仕組みに従事する人員が足りていないという感じでした。あと、南牧村は広い平地が少ないので、テキ屋等にずらり並んでもらうスペースも無い。火祭りなので煌々と灯りを灯すのもちょっと違う感じ……等々。
1Kmほど下った場所にある活性化センター駐車場が指定駐車場なので、活性化センターで土産物等の物販があってもいいですよね。あるいは杓子定規に道の駅を18時閉店にしないで、21時半頃まで営業してみるとか。
——いろいろ妄想を語ったところで、結局人材確保が難しそう!
【リンク】世の中の人々の反応