ニッポン人は「親方日の丸」が大好きなので、法律でビシっと決められちゃうととくに大きな抗議もなくそれを受け容れられる能力に長けている。「法によって規制されていないものをどう扱おうと自由だ」という態度でユッケにて死亡事故発生、ユッケよりも危険だとして牛レバ刺しが禁止された。本来ならば関係業者を制裁してコトを鎮めるニッポンも、御厚生御労働省の御官僚様は面子をつぶされたわけで、有力なアマクダラーがいない焼肉業界に対して厳しく国会御議員様たちをして法で禁止とした。
そこで出て来た時代の寵児がこれだ!
これが道の駅しもにたで3袋セット1000円で販売されていたので、食べてみた。
食感は、よく研究されているなと思わせる。舌触り、歯ごたえなど、目をつぶって口に入れられ耳元で「牛レバーですよ」って言われたら信じちゃうかもしれません。つるりとした感じや、歯ごたえがあるのか無いのかというビミョーな雰囲気が、よくできてる。
味は、レバー独特の血生臭さ……を超えたねっとり鼻からぬけるような感じは、とくにありません。あのネットリした香りを作るのは難しいのでしょう。どちらかというと、すこし攻撃的なカドのあるような風味になっていました。そして、パッケージでも推奨しているように、ごま油をつけて食べてみると、牛レバーでもこんにゃくでも、どっちでもよくなっちゃいます。
ゴマ油は臭み消しにとてもよい! ということが、よくわかっちゃいました。うっかり。
価格は決して安いモノではありません。値段だけ見て語るならば、豆腐にネギと塩とごま油たらして食べればいいんじゃないか? と思いましたが、インパクト、話題性においては、これを超えるのは難しそうです。
1袋50gってのが、パッケージを手に取った時にはちょっと少なく感じられますが、食べる段階になると50gくらいあればちょうどいいです。あと、切れてるってのがいいですね。刺身こんにゃくは上手に切れなくて面倒臭いと感じるヒトが少なくないようです。
【リンク】ハイスキー食品工業 http://www.mannan-country.com/
製造元の販売ページでは525円で売られているということは、消費期限が近づいてきての投げ売り割引販売だったのかなと想像しています。価格については販売者にご確認ください。