そろそろ来年の手帳やおせち料理や年賀状の心配をしましょうと、売り手が騒ぎ立てる季節となりました。年賀状とは、年始の挨拶を回ることをはがきを送ることで簡略化するもので、21世紀ではかなり当たり前な習慣となっている。よほど礼を尽くさねばならないような間柄のお付き合いも消滅し、年賀状すら消滅しかかっているのが現状。
身内の不幸があると、年頭の挨拶は省略して事前に喪中ハガキを送る
ニッポンの風習としては、喪中は1年間。そして喪中は誕生日のお祝いをし、合格おお祝いをし、優勝等のお祝いはするし、忘年会も新年会もやるし、なんなら旅行だってするものの、結婚式と年始のあいさつだけはしない。ただし「挨拶しない」って宣言してるのに「あけましておめでとう」って言わないだけでちゃんと挨拶する。40年程度ニッポンに暮らしていてもそこの線引きがちっとも理解できないが、習慣とはそういうものだ。そして、年始の挨拶をしないということは略式年頭挨拶である年賀状も出さないのだが、略式なのになぜかそれを欠礼しますという予告をする習慣がある。
喪中ハガキだ。
喪中だから年始の挨拶は省略しますけど、来年もよろしくね! という内容の挨拶をしておくのだが、このはがきがどうも簡素すぎてわかりづらい。そのわかりづらさを解消するには、遺影を入れていみてはいかがでしょうか。
ビシっと用意された遺影もいいですが、スナップ写真から切り出すことで故人のひととなりが伝わればなお良いでしょう。
喪中ハガキ制作受付中
フォトピエールでも喪中ハガキ制作を承ります。期間はとくに定めませんが、12月後半になると年内の投函がだんだん難しくなりますので、喪中ハガキ差し出しのご予定がお決まりの方はお早めにご相談ください。