じゃあ、みんなで新聞を折って手提げ袋を手作りしてみよう!
- ファイルバッグ(A4ファイルが3〜4冊くらい入る)
- ランチバッグ(お弁当はもちろん、缶飲料6本パック・下仁田ねぎ20本なんかも入る)
- ハーフサイズ(新聞紙半分サイズから作り始める)
- クォーターサイズ(新聞紙1/4サイズから作り始める)
クォーターサイズは冗談で作って見たモノの小さくておもしろいだけで、みかん1コとか栓抜きとかその程度のモノしか入りませんねぇ。
ところで、話の流れを忘れてしまったヒトのためのリンク
折り方の参考例
フォトPの基本姿勢はこんな感じです。
- 「切り取って棄てる」部分はできるだけ少なく。
- なるべく長さを計らなくてすむように。
そのうえで、最低限こんなものを用意すると1つ作れます。
- ボディー用に、新聞紙3枚
- ハンドル用に、新聞紙1/4 2枚
- ハンドルを補強するために、新聞紙1/16 2枚
- 紙と紙を貼り合わせるために、糊(合成糊が使いやすい)
この参考例は、ランチバッグサイズを折ったときの、無くてもいいかもしれない部分を端折った参考例なので、書いてある通りにやってもやりづらい部分が出てくると思います。必要に応じて切ったり貼ったりやりやすいやり方を研究してくれることを期待しています。
また、たいへん申し訳ないのですが、作り方について質問されてもスルーするかもしれません。これをご覧になって作れない方は鶴でも折って折り紙についての見識を広めてから再チャレンジすることをお薦めします。
フォトP的ランチバッグサイズのバッグを新聞で折る
1. 新聞紙3枚を用意
1枚は下辺を20cmくらい(5段分くらい)折り返す。2枚は上辺をそれよりも2〜3cmくらい多く折り返す。
上辺を折った2枚を重ねたまま、残りの1枚にずらして重ね合わせる。
2. 筒にする
3枚を重ね合わせたまま筒にする。一番内側と一番外側に来る部分は丁寧に貼ると仕上がりがキレイ。最外と最内以外のその他の部分は現金書留封筒のように互い違いにしておくと感じがいいような気がします。底を貼るときも混乱が少ないかも。
筒にしたら、1枚だけずらしてはみ出ている部分を、内側に折り込んで貼る。この部分が小口になる。
3. マチを付けて6角形に折り込む
マチの部分を内側に折り込む。ランチバッグのマチの参考値は7.5cm。
4. 底の形を作る
小口を向こうに、びらびらの方を手前に置いて、約半分に折ってスジを付け開き、マチ部分の折り込みを三角形に開き折って底の形を作る。
そのままペタンと舟型に折り、舳と艫を折り込んで折りスジを付けて底の形を作る。この時に、舳と艫が互いに届かなかったり余りすぎたりしたら底のサイズを調整。
5. 底を貼る
3枚のびらびらにわかれているうち、一番内側はバッグの内底となる部分なので、丁寧に貼る。隙間無く、内側にびらびらしないように貼らないと、バッグ内で細かいものが散らばったときに隙間に入り込んで行方不明になる心配があります。
長辺を先に折って貼ると仕上がりがキレイ。
2番目は内からも外からも見えないので、補強という意味でざっとくっついていればよい。
一番外側の二重になっている部分は外底となる。内底と反対に、短辺を先に折って貼ると見映えがいいし使いやすい。必ずしも全体をベッタリ貼らなければならないことはないが、縁はピッタリ貼り付けないと見映えも悪く、使用中に引っかかって強度にも影響する。
ところで、ハンドルと押さえ紙
ハンドル
新聞紙を1/4または1/8にカットし、矢印の方向にくるくると丸める。
押さえ紙
新聞紙を1/16にカットして、さらに短辺を半分に折って、テープ状に細長くする。
押さえ紙に万遍なく糊を付け、ハンドルを挟み込むように接着して合体させる。よく押さえて、よくくっつける。隙間があいていると強度に難があり、使用中にハンドルが抜けて情けないことに。
6. ハンドルを貼り付ける
あらかじめ一体化したハンドルセットの片側にまた万遍なく糊を付け、本体内側に貼り付ける。よーーーく押さえてよくくっつける。
応用すればいろいろなサイズに
例えば、マチと底のサイズを調整すれば、同じ小口の径でもいろいろなサイズを作り出せることと思います。新聞紙1/2サイズを横に置いて作ろうとすれば各サイズ1/√2くらいで、新聞紙1/4サイズならば1/2くらいのサイズのものができることでしょう。
このページの情報は飽くまで参考例であり、この通りにやったからと言って必ずしもうまくいくとは限りません。
書いてあるとおりのことをしていても、実用性が高いものができるとは考えられません。オリジナルの、自分が作りやすくて使いやすいサイズや手順等を開発してみてください。
地方紙のローカルニュースバリバリのやつもかなり面白い模様となります。全国紙だと全面広告なんかもよく見かけるので、そういうのを利用するのも楽しみですね。
ハンドルを付けずに、下仁田ねぎをたくさん差し込んで袴のようにしてお歳暮に持って行ったりもしました。下仁田ねぎがあまりにも立派すぎて新聞バッグがバッグじゃなくてもいいんじゃないかという状態になって残念。
……と長い記事を書きつつ思いました。ブックマークするヒトはいるかもしれませんが実際に折って貼ってみるヒトはそれほど多くないことでしょう。面倒くさいですから。