そんな噂も聞かなかったが、ある日突然、村のウェブサイトで告知された。
道の駅オアシスなんもく農林産物直売所にWi-Fiスポット(公衆無線LANスポット)を試験的に設置しました。
自販機コーナー前、休憩スペース付近でも無線を受信できますので、オアシスにお立ち寄りの際は、休憩の合間に南牧村の情報収集などにご利用ください。
どれどれ、どんなもんだかと思って早速見に行ってみた。
出入り口の角に、警備会社の威嚇ステッカーと並んで、「無線でネット Free Spot ブロードバンド・オアシス」のステッカーが貼られていた。送受信機そのものは見あたらなかったけど。
さてそれでは、この通信を用いてどのくらいのスピードが出たかというと、次の通り。
- 1月10日木曜日の午後3時すぎ
- オアシスなんもく農林産物直売所自動販売機コーナー前駐車場車内
下り | 上り | |
---|---|---|
Free Spot オアシスなんもく | 2.40Mbps | 1.95Mbps |
ドコモ回線(3G) | 0.78Mbps | 0.32Mbps |
なんもくインターネット | 8.43Mbps | 0.92Mbps |
速度としては、まあまあですね。昔のADSLだと思えばだいたいこんなもんじゃないかと思います。また、機材がおそらく室内のどこかにあるわけなので、壁等の遮蔽物によって無線電波の状態があまり良好とは言えないみたいです。
でもフォトPからアップロードするよりも2倍の速さで送信できるんですね。ぐぬぬ d(>_<)b
【リンク】FREESPOT
ところでこれって、誰にどんなメリットがあるのでしょう? Free Spotに限らず、各社がWi-Fiスポット設置に積極的で、営業所や出張所や個人商店等でもかなり設置されているようです。でも、だから何? というところがいまひとつピンと来ないのです。「休憩の合間に南牧村の情報収集などにご利用ください」と言われても……。ケータイの電波は届いてるし。
どちらかというと、南牧村内で言えば、ケータイがわずかに不安定にしか入らないキャンプ場なんか便利だしメリットが実感できるのではないかと思いました。登山口駐車場もいいな、と思いますが、さすがに電気すら来てない所も少なくないので、無理に設置する必要もないですよね。
いや、やるならキャンプ場っすよ! 村長!
【追記】東京は最貧!公衆Wi-Fi環境に一時帰国者の不満爆発なんてコトを気にしてるんだろか。ニッポンはそれでもインターネット利用がまだ低いので、まずは企業が情報発信するところから始めねば。