群馬県南牧村は見応えある滝が数多くあり、整備された立派な滝から名もなき滝までさまざまです。象ヶ滝に行ったついでに、デカい氷瀑が見られるということで三段の滝に行ってみました。
なお、とくに注釈の無い限り、当記事の内容は2013年1月28日のものです。
駐車場は除雪なし
三段の滝は、大岩・碧岩登山道の途中にあり、登山口には立派なトイレを伴った駐車場がありますが、除雪なし。せめてツルツルくらいならまだしも、轍だらけですので、二輪駆動車は様子をよく見て判断してください。
初めの道標が難敵
駐車場から川沿いを歩きはしごを登ると、すぐに道標が出てきますが、
- なんとなく右向きで
- 「木道は滑りやすいので」と書いてある
ので、ついこの橋を渡りたくなりますが、この橋は登山道ではありません。実際には左に回り込む感じに沢を上って行きます。この木橋を渡るといきなり迷子になるので渡りませぬよう。
その後は踏み跡もわりとしっかりしていて、雪があっても先行者の通る道を進めました。
いろんなモノが凍っていて美しい
川、砂防ダム堰堤、崖、壁、いろいろなものが凍っていました。
そのへんは早いもの勝ちですね。おお! キレイだな! と思って覗き込んでみたらストックで突かれててたとか。どうして川がこんな模様に凍るんでしょうねえ。
コースとしてはずーっと南に向かって登っているので、全行程がほとんど日陰です。だから何でもかんでも凍るんじゃないかと思います。
あと、はしごがあるところはまだ三段の滝じゃないですから。ここを登るとご本尊の登場です!
凍る三段の滝
超広角レンズで引っぱって撮るので何ということもない写真になりがちですが、近づくとかなりな迫力を感じました。とにかくデカい! 落差80mは伊達じゃねーぜ。
とにかく日当たりが悪いので、まだしばらくは氷瀑っぷりを堪能できそうです。ただ、だんだん水温が上がってくると思われるので、どうしても氷瀑をこの目で! という方はそわそわし始めた方がいいんじゃなかろうかと思います。
なお、わりと簡単に行って来られますが、木道・木橋が多く、一日中日陰で、気温が低くていちいち凍るので、チェーンスパイク・軽アイゼンなどの最低限の装備はお忘れなく。
滝ガイドを手に入れて計画を立てよう
群馬県南牧村では、役場・道の駅オアシスなんもく・ぐんまちゃん家等で、滝ガイドを配布しています。またウェブサイトでも滝を紹介しており、滝ガイドをPDFでダウンロードすることもできますので参考にすると良いでしょう。
【リンク】群馬県南牧村