今までに、醤油味のマルちゃん正麺は食べてみたことがあります。麺もうまいけど、安いのが取り柄の品物にくらべてスープがちゃんとしてるな、という印象でした。スープの味というより、脂が厭な感じしないところが好き。
冷やし中華は、調理過程において「茹でたり」「冷ましたり」やってることがちぐはぐだから、存在についてそれほど興味を持っているわけではないが、暑い日に冷たいモノをたべて元気を出すのはアリですよね。というわけで、4月から販売されている「マルちゃん正麺 冷し中華」を食べてみました。
生麺タイプと何が違うのかな
生麺3食入198円とかそのくらいのやつを購入することが多いフォトPとしては、きっと食感とか飛び抜けるうまさとかを求めているのではないのだろう。
- 適当な価格で
- あまり手間を掛けずに食べられる
ということあたりがポイントとして考えてみます。
価格
販売店によってバラツキがあるとは思いますが、フォトPとしてはこんな感じの価格で購入しています。
- 生麺3食入り:198円(66円/1食)
- マルちゃん正麺 冷し中華5食入り:298円(59.6円/1食)
だいたい似たような価格帯ですね。
調理にかかる手間
湯を沸かし、数分茹で、流水にさらして、盛りつける。変化が無い。どちらかが「湯を沸かさなくてよい」とかそういうことになると大きな違いなのだろうけれど、そういうわけでもない。もしかすると茹で時間が何分か違うかもしれないが、それは「手間」として考えると誤差でしかない。そんな1分2分を焦る生活をしていない。
盛りつけて、食べた感じ
良い! 2皿並べて食べ比べていないが、家庭で黙って出されたら乾麺とは気づかないと思います。いや、料理店で黙って出されてももしかしたら気にしないかもしれません(食に鈍いので)。
ツルっとした感じも、噛み応えも、喉ごしも、及第です。
ただし、付属のつゆはあまり好みではない。万人に向けて作るせいか、とくに何の特徴もないので、個人的には
- 酢
- 煎り胡麻
- 練り辛子
このようなモノたちを用い、ガツンとくる要素と、後をひく要素を付け加えたい気分がしました。酢は咽せるから嫌いとか、胡麻は入れ歯に挟まって痛いとか、そのような配慮かもしれません。場合によっては、紅ショウガなどの酢漬け品もよいかも!
どちらにしても、そんなものは自分で用意しますので、商品としてはこのままでいいと思います。刺身に醤油が付いてくることにだって、肉盛りに葉っぱの振りをした何かペラっとしたプラスチックが乗っかってくることにだって疑問に思っていますので!
保存性は格段に違う
というわけで、つゆの好みはあれども、まずまずうまいものでした。じゃあ、生麺との決定的な差別化はどこなんだろう? と思ってみたところ、保存性が全然違うことに気づきます。
生麺タイプのものだと、賞味期限はおよそ3週間。この製品は6ヵ月ということなので、8倍違うのか……。生麺3食パックは、1人で食べるなら最長でも週1は食べなければ間に合わないが、乾麺5食パックは、1人なら月1で食べるローテーションでも余裕で間に合うわけですね。
それは半ば冗談としても、冷蔵保存しなくてよいのもアドバンテージと言えるでしょう。
暑い夏も、無駄なく楽しく乗り切れそうな気がします。
【リンク】マルちゃん正麺