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サイト内検索窓 設置


ウェブサイトのボリュームが増えてくると、目的の内容が自分でもどのページに書いてあるのかわからなくなることがあります。だから検索サイトを利用したりすることが増えてくるわけだが、自分で探してるならそれでもよいでしょう。しかし、せっかく見に来てくださった見知らぬどなたかが、目的の記事に近づきたくてみすみす他サイトに連れ出しちゃうこともないわけです。

そんな時に、サイト内検索。

search

有料無料のいろいろな方法がありますが、今回はその中でも比較的簡単で無料な「グーグル カスタム検索エンジン」と「ヤフー! 検索 カスタムサーチ」を比べてみました。

Yahoo! 検索 カスタムサーチ

過去に、グーグル カスタム検索を導入して、表示ページを作るのに面倒な思いをしたような気がしたので、ヤフーならどうなんだろう? と思って手をつけてみました。

手順としては、

  1. Yahoo! JAPAN のIDでログインして
  2. 検索窓のデザインを決めて
  3. 検索結果のページを決めて
  4. 埋め込む

ざっとこんなところでした。

ちなみに、検索窓サイズ(幅)は、150ピクセルまたは300〜600ピクセル。検索結果エリアのサイズ(幅)は、750〜2000ピクセル。設置してみたものの、この幅がでかすぎることに困り、使用を取り止めました。

ヤフー検索 カスタムサーチ 検索結果表示指定

とくに気にしたのは検索結果の表示の幅。比較的自由なインラインフレームタイプも用意されているのだけれども、最小幅が750〜2000ピクセル固定で指定しなくてはならず、レスポンシブデザインを採り入れているページで無理に表示しようとすると、ぐずぐずと処理が終わらないブラウザがありました。

レスポンシブデザインには対応できていない

ぐずぐずと処理がおわらなければ、表示がガクガク動き回り、クリックしようとしても狙い通りのところをクリックできず、検索で表示した意味ないじゃんっ! ということになりかねません。

750px以上の幅で見る分には、まとまっていてきれいで悪くなかったんだけどなー。残念!

ちなみに、設置も簡単で、表示ページのURLを決め、決めたURLのページの任意の場所に指定コードを埋め込むだけでした。この簡単さ、もったいない! しかし、ヤフー! ジャパンをはじめとするニッポンのメジャーサイトは、表示デザインについて保守的な色彩が色濃いところは否定できない。下位互換……つまり既得権を保護せねば、という使命感があるのだと思います。

グーグル カスタム検索

一度浮気をしたものの、結局元に戻るのも癪ですが、便利だったので仕方ない。

基本的なやることはヤフーとだいたい同じ。

  1. GoogleのIDでログインして
  2. デザインを決めて
  3. 埋め込む

グーグル カスタム検索エンジン デザイン指定

グーグルの検索結果については、幅をキッチリ制限しないで表示しようとするので、デスクトップでもスマホでもタブレットでも、すんなり導入しやすい。ここが決めてかと思います。

検索結果表示ページを作ることが面倒になると「ま、いっか!」と諦めやすくなるわけです。実際に、フォトPとしても過去に面倒だった記憶が蘇り、ついついヤフーに手を出してみたりしたわけでしたが、久しぶりに触ってみたらどうということなくとても簡単でした。

広告も表示される

無料だからどこかで収益を得る仕掛けをしておかねばならないわけだけれども、その収益の仕組みはたいてい広告表示。まあ、仕方ないと思います。その広告が閲覧者にとって有益ならば。

また、仕組みそのものを自前で用意しようとすると、記事の増減変更訂正のたびにデータベースを更新しなければなりません。更新自体は自動化できるとしても、データベースのメンテナンスは意外に面倒なものです。

そういうわけで、外部の有料サービスが存在したりするわけです。余計な広告が表示されることもなく、運営から保守までやってくれるのはスマートで、閲覧者を外部サイトにみすみす逃す隙を最小限にしてくれます。

どのようなタイプを利用するかは、その目的等によっていろいろでしょう。

「そのページは移動しました」と突き放す前に考える

よく、大手企業や自治体のウェブサイトがリニューアルしてサイトの構造が変わることがあります。その際に「移動しました」と表示され、トップページ以外に行かれない構造のサイトをよく見かけます。

検索エンジンからの流入ならば、その内容について徐々にに訂正してもらえる可能性もあるのですが、ブログ記事やニュース記事、紙媒体等ネット以外からの流入に関しては、そう簡単にURLを改められるものではありません。

その場合、ただ冷たく「移動しました」と突き放すのではなく、せめてサイト内検索窓も要しておき、もしよければキーワードを入力してもらいサイト内を探してもらうチャンスを残しておくべきでしょう。

大手や自治体は、他に代わるものがないという自負から、自信を持って突き放しているようにも見えますが、そういう「上から目線」を感じてしまうと閲覧者はどうでもいい違う事に対してまで腹を立てがちです。余計なトラブルを引きおこさない笑顔や低姿勢を示す感覚で、サイト内検索窓設置を検討してみてもらいたいと思います。

そういう細かな配慮が、明日のビジネスの礎になるのではないかと思うのです。ぜひ、サイト内検索窓設置にチャレンジしてみてください。


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