ロケ撮影中、パソコンとつないで使うことにしたところまでは良いのだが、想像したら実際には置き場に困る。常設のスタジオならばデスクを出したりしてナントカなるものだが、ロケ地にうまいことデスクを用意できるとは限らない。
デスクを持ち歩くのもちょっと。デスク内蔵ノートPCバッグとか…… ε=(ノ_ _)ノ
幸い、写真屋ですからスタンドをいっぱい持ってるので、持参するスタンドを1本増やして、三脚をパソコン台にすればいいんじゃね? ということで入手したのが三脚用ノートPCデスク CLHCMAL2。
三脚も雲台も付属していないけれども、すでに所有しているスタンドのどれかを使いたいだけなので必要無い。重量はカタログ値で617g。アルミ製なので、見かけよりもややズシっとくる重量感。板の厚さも充分で、使っていてペラペラしないし、ぶつけてクニャクニャになってしまう心配も無さそう。
台の上でズッコケないようバンド2本付なのでいろんな意味で安心ですね。また、樹脂製マットが付いているのでふわっとフィットしてずれにくいでしょう。
あとアルミ製なので、放熱効率にも期待できそうな気がします。
本体裏にはシンプルに1/4-20の穴があいているだけなので、♂ダボを付けてストロボ等のスタンドにくっつけることも可能だし、フレキシブルアームや小型のボール雲台をはさめば角度だって自由に変えられるわけです。
こんな角度で使えば譜面台なんじゃないか? という感じもしなくないです。スタンドが2000円くらいで入手できれば、マジで譜面台はこれでそろえる楽団があっても悪くなさそうです。
で、それなりにパソコンを乗せてみたわけですが、用途によりけりとはいえ、やはりこの角度では難しそうです。たまたまAspire Oneはフチがテーパーついているので余計に不安です。たとえば、これで角度を調節したとします。
そうすると、手首の角度が気に入らないわけです。これじゃ操作できねーだろが! とは言いませんが、手首を曲げて作業をするのはやりづらいですし、やりづらい姿勢で作業すると事故の元なわけです。
手首を異常にまげずにすむ高さに調節すると、よくあるオトナサイズのヒトの場合は高さがかなり上がってきます。高さを上げすぎるのも事故の元なわけです。そして同じ転倒事故になった場合でも高さが高いほどダメージを受ける可能性も高いのです。
だから、こんな角度で使おうか!
前後を逆に付けて、上下も逆にすると、「譜面台的使い方」になれているとちょっとおかしな雰囲気になりますが、これが意外にイケてます。ノーパソならばディスプレイの角度が好みに合わせられるので、なかなかグッドなのです。
場合によってはこれにフードを付けたりすればバッチリです。
ちなみに、ニコンの場合はCamera Controlを使います。キヤノンの場合はEOS Utilityを使います。詳しいことはカメラの取扱説明書等を参考にしてください。