出張先のホテルの各部屋でもインターネット接続できるような設備が整えられているのが当たり前とはいえ、ちょっと早めに整備に手を付けたホテルは有線LANだったりします。しかし、この頃の薄型ノートパソコンのウルトラブックやらMacBookAirやらタブレット端末、またはゲーム機等には有線LANのコネクタが無いので、せっかくのLAN設備も無用の長物となってしまい、目の前に高速回線が落っこちているにもかかわらず、仕方なしに高速とは言いがたいポケットWi-Fi等のケータイ回線を利用しているヒトは少なくないでしょう。
タブレットやスマホ、携帯ゲーム機はWi-Fi搭載なのに、出先で有線LANしかないじゃんか! という場面に遭遇したことがあるヒトは少なくないでしょう。
無線で通信できるんだもの、持ち歩けるような超小型のルータは無いわけ? と思って探すと、あるんですねこれ。超安価なものからかなり高額で大型のものまでいろいろある中で注目したのはこれ!
細長い筐体の片側には有線LANのRJ-45のコネクタ。反対側は給電用のMicro USB-Bのコネクタ。出張先のホテルで使用というシチュエイション丸出しで、有線LANの線が出ている近くには電源コンセントもあるでしょうという前提、30cmのUSB(A-microB)が付属しています(AC-USBアダプタは別途)。ただ、これが遠いならば必要な長さのUSBを各自で用意すればいいだけなので、無用に長いケーブルが付属してこなくていいですね。
これをそれぞれ接続すれば、その場に無線LAN環境が構築されるわけです。
電源が遠ければ仕方なくパソコンから取ればいいじゃないですか。どうせUSBだし。
USB – LAN コンバータとしてもいける
この無線LANルータ WRH-150WH がユニークなのはここです。パソコンのUSBに接続すると、普通の有線LAN(RJ-45)コンバータとしても使えるわけです。ネットブック等ではUSBが接続できてもLANは無線のみ、という規格のものが多くあります。無線でつなげばいいのですが、何かしら無線にトラブルがあっても、有線で接続できたらいいですよね。
また、イマドキの無線LANでは当たり前ですが、複数の機器を同時に接続することが可能です。この WRH-150WHでは、7台まで同時接続が可能。最大150Mbpsでの通信ができるので、複数台を接続してもストレスに感じないのではないかと思います。
パッケージから取り出して本当に小くて 驚く!
ちょっと小さすぎて紛失しちゃいそうだなと逆に心配です。重量も「モックか!」というくらい軽量。暗号化はもちろんWEP、WPA等標準的な方式。250mAの消費電力なので、本気で電源が遠くでも、最大250mAなのでポータブルバッテリーで対応することもできますね。
また、プッシュボタン式WPSを搭載しているので、このボタンを押すだけでWPS対応機器との接続は簡単です。
WPSが使えなくても、裏面には MACアドレス、シリアルナンバー、SSID、パスワードが記されています。
そして、ちょっとした遊び心にもグッときちゃうのでした。無線LANだからね!