MacだからWindowsだからと言い訳できる状況であれば気にしなくてもいいのかもしれませんが、いろいろなファイルを取り扱わなければならない末端作業員フォトPとしては「圧縮」することに対して気を使います。なるべく汎用的に展開できる方法で圧縮して渡す。これ基本ですよね。
ところが、受け取るときにはもうどうしようもないわけです。ちょっと何か申し上げると「そっちMacでしょ。こっちはWindowsなんだよね」とか、なんだか関係あるのかないのかわからないけれども免罪符のように捨て台詞を投げつけられてしまいます。
そういう時のためにWindowsも用意して待機しておりますが、Windowsで対応したからといって解決するとも限らないわけです。
そんな状況で、圧縮ファイルを展開するときに便利なのが、フリーウェア「The Unarchiver」。
Macを使っていると、大抵のことは StuffIt Expander で事足りる、というのが常識です。たしかにそう言う意見もあながち間違いではありません。しかし、いろいろな事情のいろいろな方々からいろいろなデータを受け取る仕事をしていると、時にはそれでは間に合わないこともあります。
よくあるのが、「日本語を含むファイル」を圧縮してある場合。zipならばそれでも開けないことは無いですし、展開後にファイル名が文字化けしていても手動で修正すればいい。
ところが、全く展開できずに「エラーが発生した」等で作業を中断されてしまうこともあります。そんなときにでも、この「The Unarchiver」ならば諦めずに作業を推進して完了してくれるので、本当に助かります。
StuffIt Expander で展開できたとしても、ファイル名がバケバケで、あまりに文字化けすぎて修正すらできないということもたまーにはありますよね。
The Unarchiver では、ファイル名のエンコードをしてくれる過程で、目視でも確認しながら作業できる配慮。これならば、機械的に解釈された文字コードは実際には違うんだよな……という悩みも無く、「これだ!」というエンコードで展開することで、ファイルがどこに消えちゃったんだ? と困ることもなくなります。
すばらしい。
そして、StuffIt Expander 等でエラーが出るやつも、この The Unarchiver を通すとこのようにしてエラー表示無くきちんと展開できることがままあります。取り敢えず、こいつで展開できないファイルは今のところありませんが、ここまでやって開けないそのときは本当にファイルが壊れている可能性が大きいのではないかと推測します。(その前に、もう一度 Windows 等で頑張ってみるとは思いますが)
ファイルを受け取る機会が多いマカーのみなさん、必携です。
【リンク】The Unarchiver