来客にフリーWi-Fiを提供するために、ゲストモードのあるルーターが何機種か販売されていますが、少数派です。その中から、ちょっとユニークな機能…… Facebook Wi-Fi も使える NETGEAR R6300 を使ってみました。かなり便利でびっくりしました。
セッティング簡単
所と場合によることは確かかと思います。取り敢えず
— CATV — ルーター — R6300
という、二重ルーター状態での接続にしてみました。電源取って、LANケーブルを接続して、スヰッチON! そしてブラウザを起動して簡単な確認をしたらもうつながってました。まあ、二重ルーターだからということもあろうかと思いますけど、本題ではないので省略します。
Facebook Wi-Fi を使ってみる
目玉機能として、Facebook Wi-Fi が挙げられます。冒頭で申した「ゲスト機能」を、ただ使わせるだけではなく、指定した Facebookページにチェックインすると「ゲスト機能」が発動するというものです。
Facebook のチェックイン機能は、爆発的な拡散力は無いものと考えられますが、チェックインした人のリアルな知人たちに通知されることが期待でき、信頼できる情報となり得ます。つまり、重みのある情報となるのです。
実際にはこの前に、ログイン画面があります(非ログイン時)。
利用者は、自分の都合に合わせた方法でチェックインできます。
- 公開範囲を自分で決められます
- 情報やメッセージを書き込めます(「ランチなう」とか、何でも)
- チェックインすることで、Wi-Fi で自由にインターネットに接続できるようになります
- 面倒な操作はブラウザに記憶させられます
- チェックインしないで使うことも選択できます
チェックインしないで使わせることについて否定的な考え方もあろうかと思いますが、基本としては「利用者にあまり面倒をかけすぎない」ことが重要かと思います。
なお、タダ乗りは認めない! という強固な考えにも対応でき、指定のアクセスコード(パスワード)を入力させることも可能です。
このコードは、サービス提供者が自由に設定できます。伝達方法も自由で、店内に掲示してもいいでしょうし、小さな紙切れを渡すのもよいでしょう。
なお、管理画面で簡単に設定ができます。
- Facebookページ
自分で複数のページを管理している場合は、どのページに適用させるのかを選択 - バイパスモード
チェックインしない場合に、スルーできるのかコード入力を求めるのかを選択。コード入力を求めるならばコードを指定。(コードにひらがなが入っていても通りました) - セッションの長さ
30分、1時間、2時間、3時間、4時間、5時間、6時間、8時間、12時間、1日から選択 - 利用規約
Facebook Wi-Fi 規約の他に何か設定したいことがあれば自由に追加できますが、元の規約と矛盾がある場合は元の規約が優先されます。
※ パソコンのキャプチャ画像を貼り付けていますが、スマホでも見た目はほぼ同じ、やることは同じです。
ゲストモードって何?
来客にフリーWi-Fiを提供したいという話はよくあります。しかし、業務用のWi-Fiをそのまま提供してしまっているような状況を見かけます。すると、業務上で制限なく使えるような設定がそのまま来店者や通りすがりの誰かにまで使えてしまい、LANに入り込んで来てしまいます。
そのような状況ですと、来客が意図していないのにウィルス等が混入したり、悪意でLANの設定を乗っ取られたり、業務データに不正にアクセスされたりと、取り返しのつかない事態となりますので、注意が必要です。
そこで、インターネット接続だけ提供してLANにはアクセスさせないのがゲストモードです。
他のフリーWi-Fi利用は 事前手続きが面倒臭い
他のフリー Wi-Fi の仕組みは、あらかじめ専用のIDを取得しておかねばならず、その場で登録しようとすると必要事項を入力してメールを受信してまたアクセスしなおして……などと、わりと厄介です。
もうすでに何種類もフリーWi-Fiがありすぎて、アカウントだらけで混乱している人も多いでしょう。しかも、その手続が面倒すぎて途中で諦めることも珍しくないかと思います。
過去のことですが個人的な話をすると、待ち時間1時間ほどの間モバイルルータを忘れて来たのでそこの店舗提供のフリーWi-Fiを使おうとしたことがありました。でも、登録にはまずメールを受信して……って、モバイルルータ忘れたからメールの受信すらできないんだよっ! と、心の中でハゲしくツッコミました。まったく。
R6300で Facebook Wi-Fi を使う場合も、あらかじめ Facebook のアカウントが無ければ登録しなければなりませんが、チェックインしないでも使えるような設定ができるのです。また、Facebook を介さないゲストモードも利用できますので、いつまで続くかわからない Facebook に対して不安がある方にも薦められます。