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禁止表現はわかりにくい


ガイジンが多く集まる、東京の超有名観光地にて。

 

禁止事項が書かれているけれど、パッと見ただけでは何が駄目なのかがわからない。両親も自分も日本生まれ日本育ち、そんなわたくしが見ても、じゃあどうすればいいのかが判断できるまでできない。

日本語を見るとアンダーラインの場所が違いますね。しかし、そこが重要なのはわかる。だったら、「投入禁止」が大書きになるのではなく、「専用置き場」とすべき。だから「以外」なんていうまぎらわしい書き方は不要。

英語は、これでちゃんと通じてるかどうか、英語話者に確認してみたんだろうか? 確認したとしても日本生活に慣れたヒトならこの手の表現を見慣れているだろうけど、なかなかわかりにくいように思う。

中国語にいたっては、「禁止使用 塑料瓶/空罐/瓶」完全に意味が反対になってない? 大丈夫? 中国語知らないけど。日本語の「以外」に対する部分が完全に抜けちゃってません?

こんなときに重要なのは、アイコンというかインフォグラフィックスというか、視覚的表示じゃないかと思います。ただし、決裁権ある老人を説得するくらいなら意味通じなくても言われた通りに書いた方が楽でいいだろう。

実際には、PETや缶以外のモノを突っ込まれてお困りでしょうから、該当品以外はどうしたらいいのかというガイダンスが手短に説明されているといい。まじでどうしたらいいんすか? 当地の観光客はニッポン人ですら「ゴミは持ち帰れ」なんて通用する相手じゃないと思う。そもそも「食べ歩き厳禁」なので、せめて「買った店で処分してもらえ」というのが正論かな?


Posted in 難しい日本語
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