自転車がやたら多い観光都市にある有名観光地前にはこんな表示が。
無骨に緑色のパイロンが並んでいるだけではなく、なんとなく雅な風情のカバーが掛けられ、ラミネートされた小型な表示がくくりつけられている。
ダメだということはわかった……けど、わかりにくい。ニッポンでは「ダメだ」という宣言は、即ち「皆まで言わすなや、察しろよ」が続いている。でも、それじゃダメなんだ。察せられるならば何の表示も必要なく、察せられないから気に入らない行為が発現してしまうわけだ。
だから、「ダメだ」よりも「こうしてほしい」という、あるべき姿を示さなければその表示は効果を生まない。
こうあるべきでは
禁止事項を宣言するのではなく、行動を明示する方がいい。Deus ex Machina のように、お前はこっち、お前はあっち、と割り振ったらスッと解決する。
この縁石が敷地と道路の境界になっているようで、道路側には管理者(都道府県)の許可無く物品を置くことができないので、ギリギリ内側にパイロンがあるのだろう。しかし、舗装素材から高さからすべて統一されているので利用者はその違いにも気づかないし、ただの広い歩道であるという認識となりがちだ。
できれば管理者と相談して、インパクトある表示を共同で掲出できたらそれがベストなのではないかと思う。
ところで、この英語表示は通じる? その辺も外国の交通標識事情に通じる人を介して、意味のわかる表示にするべきだろう。
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