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「使える店」の表示がわかりにくい


南牧村地域生活応援商品券なるものが村内全世帯に向けて配布された。配布は、一気に郵送するのではなく職員が一戸一戸まわって配布するスタイル。実在を確認するためではないかと思われる。

南牧村地域生活応援商品券

商品券はどこで使える

券種は[灯油券][共通券][飲食券]があり、「使える店リスト」も同封されている。しかしそんなもの暗記できないし、持ち歩いても紛失するし、どうせ村内にそれほど多くの事業所があるわけでもないので、使いたい店でいちいち訊くのが早いとは思う。

南牧村商品券裏書き

そうは言っても、裏面にはこんなにデカく「登録証の掲示してある登録事業所」で使えるのだと宣言している。登録証とやらを見てやろうなどと考えながら、ある商店に入ってみたらこんなだった。

共通券使える店例

その表示があっても無くても商品券が使えればいいわけだ。なんなら、使えない店なら他の支払い手段を用意すればいいだけなので無くても困らない表示。だからその表示には力は入らない。それでも、券面に「登録証を掲示してある」とあるので、作るならちゃんとしないと作らないより悪い。

共通券使える店例

これが「登録証」なのだろう。額装して麗々しくするのが登録証であるとはいわないが、たまたまパソコンにインストールされていたワープロで4分半で作ったようなものがペラッと掲げられていた。いろいろ思うところはあるが、いちばん感じるのは書いてあることが読めないこと。飛べない豚は、ただの豚でしかない。読めない掲示は無いより悪い。

A4サイズに、商品券のメチャ長い名前「南牧村地域生活応援商品券」を書けば、ごちゃごちゃで読めない。その名前を正しく長く書くことにどれだけ意味があるのだろう?

というわけで、簡単に改善してみよう。

ならば、こうしたらよいのでは

共通券使える店改善案

商品券そのものを貼り付けても商品券は小さめで表示するには力不足。拡大画像またはデフォルメしたイラストがよろしかろうと思う。こうなっていれば、その商品券を手にしたことがあるのなら「ここであの券が使える」と認識しやすい。もとは精一杯の太文字で商品券名を主張している気持ちはわかるが、太ければ認識できるということではないのも真実。長すぎる名前も表示には不要。

それと、これが登録証だという確証はないのだが、おそらく登録証なんだと思う。なので隅にでも登録証である表示もあった方がよい。「登録証を掲示」なんだから、「登録証」という表示が目に付くところに無いのは見る人に迷いが出るからダメ。せめて「南牧村商品券登録店」でもいいかと思ったけど、漢字をいっぱい書くのはどうかな。漢字をいっぱい書きたいならこうかな。

共通券使える店改善案

背景と同化しないように枠を敷くことと、フォント選択は手を抜いてはいけません。

飲食券が使える店の「登録証」ってどんなだろう? そのうち行ってみますが、商品券配布が今年初めてというわけでもなく、数少ない村内の飲食店に行っているけれど、その「登録証」に気づいたことはまだ無い。きっとこのような掲示物があるのだろう……。


別の話だが、利用可能な登録店について、ウェブで公表しておいてくれたらいいのになと思う。「村内の老人はネットなんか使わない」と行政の誰かに言われた気がする。近所のご隠居にも言われた。老人を優先するということを宣言している村に、どうにか明るい未来を後付けしたい!


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