あけましておめでとうございました。
ふざけてすみません。松の内を過ぎたのにあけましておめでとうは無いだろうと叱られることがあるから、なんとなくリスク回避してみましたがいかがでしょうか。
画像は、とある動画のイントロで使われていたもののスクショですが、ニッポンのみなさまなら違和感あることでしょう。ありますよね? ありませんか?
水引には意味があり、2種類が使い分けられている
さて何がおかしいかというと、水引をモティーフとしたとみられる線状の模様。あれがただの模様でしかないただの線だったら何も思いません。好きか嫌いかどうでもいいか、だいたいその3択になるかと思います。それが水引に見えてしまったらこれは水引の意味や使い方を考えるべきだということです。
結び切り
まずは画像にもある「結び切り」。左右から結んだ紐が、引いても解けない固結びになっているのが特徴。意味としては、病気や怪我からの回復とか、結婚のお祝いとか、不祝儀とか、繰り返したくない時に使われます。
蝶結び・花結び
一方、合格とか出産とか長寿とか、何度あってもめでたい時には蝶結びが使われます。当然、新年を祝うときにも蝶結びが使われるのが日本では一般的です。もちろん、不祝儀につかわれることはありません。
どうして常識が通用しないのか考える
水引の常識なんて誰も教えなくてもそれとなく教養として知っているはずのものという意識のせいなのかと思います。学校指導要領にも入っていないのでしょう。公立学校で指導要領に沿わない教育はたぶん違法なので、指導要領に入れてもらえなくなったことが知らないことのひとつの理由なのだろうと思います。
指導要領に無くても必死に覚える事項があって、それは入試。学校で教えようと教えまいと、入試対策ということならば死ぬ思い出記憶しようとします。赤と黒の作者がスタンダールだと知っていても、にんじんの作者がルナールだと知っていても、実際に読んだことがあるヒトなんてほとんどいないのです。
教育指導要領を変えようとすると有象無象たちに阻止されることは目に見えている訳なので、手っ取り早く常識を常識として流通させるには入試を変えていけばよいのではないかと思います。どの科目でもいいですよ。国語や英語の読み取り問題に水引の話題の名作を引用してもいいし、数学や物理なんかでベクトルを描く数式を書かせてもいいし、頭をひねればアイディアが無いということはないことはないでしょう。
素材配布者も利用者への気配りをʬʬʬ
素材として提供する側にも配慮をお願いしたいところ。掲載可否をニンゲン様がやっているならば相応の人物を採用してほしいし、AIまかせならちょいと学習させて正しい情報を与えてほしい。利用者は「だってネットにあった」というのが正当性の理由となる時代なんですから。
当ページの水引のイラストは、いらすとや https://www.irasutoya.com/ から引用した