日本政府はいかに大日本帝国を忘れられないかということ。未だ大日本帝国の残党に支配されているニッポンはGHQの目をも掻い潜り、明治期からの天皇制や神道行事の名残を暦にこそこそ維持している。
平成から令和に、ゆっくりと平和的に笑顔で移行された平成31年=令和元年(2019)。明治以前のことはいまひとつピンとこないが、天皇は死ぬまで天皇であり、死んで初めて天皇でなくなるということだ。その習慣を敢えて無視して特措法を用意して天皇の職を辞した平成天皇明仁。画期的だなと思った。そして令和元年から天皇誕生日は平成天皇誕生日12月23日ではなく、令和天皇誕生日2月23日に遷された。
つまり、4月30日まで平成31年で5月1日から令和元年となった2019年は天皇誕生日が無い年だった。
そして12月23日は何かの日に転換されるということなく、ただの一般的な平日に戻った。
明治天皇・昭和天皇誕生日は現存
昭和天皇誕生日の痕跡は「昭和の日」を経て「みどりの日」としてこっそり残っている4月29日。
明治天皇誕生日の痕跡も「明治節」を経て「文化の日」として残されている11月3日。
経由地までも踏襲する周到さ。
なお、大正天皇誕生日はというと、8月31日なのだが暑いから祝日は10月31日だったらしいʬʬʬ 崩御の後はとくに何の日でもない平日に戻っている。
今なお残る 神道や天皇に関する祝日
他の日本の祝日においても、過去の神道や天皇に関する祝日を、春分の日・秋分の日など名前と理由を変えて多数残されている。看板を掛け替えれば何も変わらなくていいという流れは、今後も日本の伝統として受け継がれてゆくのでしょう ε=(ノ_ _)ノ