ここ数年は、何においてもAI(人工知能:Artificial Intelligence)と言っておけばOKという流れがある。これは、かつてIT(Information Technology)とかOA(Office Automation)とか言っとけばよかった流れと変わらないし、たぶん言っている意味もそんなに違わないんじゃなかろうかʬʬʬ
さてそんな令和初頭。
あれもこれもAIに任せてしまおうという雰囲気で、台本制作やらコード記述やら音楽作曲も作詞も絵画描画も何でもAIにやらせてみている時代。技術の発展には、このように興味だけで動く衆の影響は大きい。そして動画編集もAIがやってくれるらしい。

どのような仕組みでどう操作するのは知らないが、台詞を読み込んでそれに合った画像を自動的に挿入することになっているようだ。
知らないのに、なぜそう思ったか?
不自然にジャマイカ国旗がドドーン! と表示され、台詞は「ジャイカからの海外投資」だからだ。ニンゲンがやったのだとしたら、ちょっとした遊び心による滑ったボケだ。しかし共感されにくいジャマイカ国旗を持ち出すあたり、わかりにくいボケではなく「ジャイカ」の類似の何かと判断した人工無能だと考えると、合点がいく。
このような状態では、同音異義語の多い言語において悩みの種はまだまだ尽きぬということだ。
ただ……台本を書くAIが「ジャイカ」と書かずに、ニッポンで一般的な書き方「JICA」だったらJAMAICAとの混同する可能性は低かったのではないかとも思う。動画に自動的に背景画を付けるAIもポンコツだが、ニッポン語表現をよく理解できていない台本生成AIもまだまだ無能ということになる。