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UNIGEARの電熱グローブは、値段の割りにまあまあ良さそ


南部とはいえグンマー帝国において冬のオートバイ乗車はなかなか堪えるものがある。厚着しても先端が寒いのだ。とくに手足の指先。

Unigear 電熱グローブ

サイズに関しては、平素はメンズSサイズのわたしがSサイズを選択したところ、ちょっと大きめ……? 返品してXSサイズを買い直したい気分だが、ほんのわずかなところなのでこのまま使い続けようと思う。

手首のゴム紐は便利

ちょっとケータイに触るとか、ジャケットのポケットのジップを上げ下げするとか、立ち止まって写真を撮る、なんていう時には手袋ははずしがち。そんな時に、この輪っかに手を通しておくと、不意に落下したりすることを防げる。これは小さくて安上がりで、でもポイントが高い。他の手袋にもゴム紐を縫い付けて同じ機能を持たせたい。

手袋をはずして、どこかに置いて、それが落下する。
地味にストレスですよねー。

締め付け~解放も考えられていて楽

腕側に長いので、ジャケットの袖口の上にかぶせるように装着。装着してから締め付けることになるのだが、ゴムを引っ張るだけでスッと締まる。緩めなくてもはずせるが、外すのも一か所引っ張ればスッと緩む。

手首附近のバンドも普通にバックルなので、ベルトを引けば絞まり、バックルを起こすと緩む。

Unigear 電熱グローブ

チャイナのわりに本格的じゃない? 積極的に輸出して販売していこうという気がないわけではないのだなと思わせる。

破けたり裂けたりしないといいな

もう春になってしまうけど、中山間地と平地を行ったり来たり、そのうち雪解けで山地の方にも出かけるだろう。今シーズンはまだしばらく使うことになりそう。そして、安いめ価格とはいえ、何シーズンか使えることを期待したい。

バッテリーの販売は無い

弱モードでは4時間かそれ以上使えそうなのだが、強モードでは2時間半くらい。防寒手袋としてもそこそこしっかりしているようなので、日中に気温が上がれば電源オフしたらいいのだが、そうじゃない日だってある。そもそも7.4Vなので充分高熱というわけでもない。

充電には、けっこう時間がかかる。だから距離ガバなわたくしとしてはお守り代わりに予備バッテリーがほしいが、UNIGEARに問い合わせてもスルーされたまま。

電池仕様としては、7.4V 2200mAh 16.28Wh、セルを2つに分割することで薄さにこだわっている。これが販売されておらず手に入らないので、似ている仕様で 7.4V 3000mAh 22.2Wh のバッテリーを代替品として購入した。完全に自己責任にはなるが、とくにこれといった問題が発生していない。物体的なサイズとしても、全然形が似ていないが不具合は無い。

Unigear 電熱グローブ 薄型バッテリー 7.4Vと、代替バッテリー

身体にLi-ionリチウムイオン電池パックを装着するのに、グローブの手首内側ポケットというのはどうなのか? とは思うが、何も無いと信じたい。

代替バッテリーはちょっと重い

重量は、UNIGEAR が87.5g、代替品が98.7gで、片側につき約10gの差があるのだが、表示が正しければそれは容量差ということで、大して気にするほどでもないかも。手袋内部に装着するので、手の動きが若干変わるかもしれないが、そもそも防寒装備として厚着したりしているので、10gは誤差くらいに思う(感じ方には個人差があります)。

装着にはとくに問題がなさそう

動作や安全を保障するものではありません

充放電のコネクタが共通で、どちらも充放電ともとくに異常を感じることはなかった。代替品はやや厚みがあるのだが、それもとくに気にならなく、手に取って見てみなければどちらのバッテリーが装着されているのはわからないくらいだ(感じ方には個人差があります)。

また、UNIGEAR グローブの充電ケーブルは、

  • 入力 USB(タイプA/タイプC 変換アダプタ付)5V 3A
  • 出力 8.4V 1.4A

代替品は、

  • 入力 AC100V
  • 出力 8.4V 2A

の充電用ケーブルが付いている。使用環境に合った方を共通で使えた。充電までの時間は計測していないが、けっこうかかる。

バッテリー式の利便性と不便

普段は車体のバッテリーにつないで使う電熱グローブを主に使用しているが、一長一短ある。加熱の持続時間と配線の二律背反な問題だ。

車体バッテリー交換バッテリー
◎利点バッテリー切れの心配が無い配線無くスッキリ
△欠点配線接続が面倒臭いバッテリーの保ちが心配
転倒時のリチウム電池の挙動に不安

配線の心配が無い交換バッテリーは、そのバッテリーが放電しきってしまうと交換するしかない。交換バッテリーは追加で1組あればよいだろうが、いつバッテリー切れになるのかわからないのが不安だ。また、次の乗車に向けての充電を忘れると使えないという悲劇もある。ちょっとコンビニで購入するわけにいかないし。転倒したときにリチウムポリマー電池がどのような反応を見せるのかも、若干の不安が無いとは言えない。

車体から電気を取れば、エンジンが起動している限り温め続けるのだが、配線を接続しなければならない。配線取り回しはあらかじめセットしておかねばならず、グローブ脱着の度につないだり、はずしたり、ちょっと面倒だ。

タンデマーの分まで車体から電気を取るとなれば、発電量などを調べなければならず不安要素となる。運転者が車体バッテリー、タンデマーが交換式バッテリーであればそういった不安も解消されるので2個使いならそういう使い分けもよさそう。

バイク以外にもいいみたい。

商品名には「屋外作業 サイクリング スキー 釣り ハイキング ハンティング 通勤 通学 冬のアウトドア最適」などとずらずら書かれている。この中で気になるのは、

  • 釣り
  • ハイキング
  • 冬のアウトドア

ですね。

釣りは嫌いで熱心に誘われてもシレっと断り続けるのだが、黙って座っている趣味にはよいのではなかろうか。あとある程度の防水らしいので、スキー・スノボなんかにも悪くなさそうに思った。


Posted in mono
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